【電子書籍】『ペルー国境足止め日記』その後――ついに帰国! 道路封鎖、国境トラブル…一筋縄では終わらない中南米旅【後編】
思わぬトラブルを越えてメキシコへ
旅はボリビア東部の町・サンタクルスへ。植民地時代の面影を残す町並みや、トトラの朝焼けなど、心に残る風景との出会いがありました。

△ミユキさんのX(@curucuruinc)より。2026/1/25投稿。
サンタクルスは想像以上の暑さで、これまで1泊30〜50ボリビアーノほどの安宿を利用していたミユキさんも、ついにエアコン付きの部屋へ移動。それでも宿泊費は100ボリビアーノ(約2300円)程度で、日本では考えられない価格です。
そして何より印象的だったのが食文化だったといいます。「どこで食べても安くておいしい」そう感じるほど、ボリビアの食事は旅人を魅了します。また、サンタクルス近郊には日本人移住者によって築かれたオキナワ移住地があり、市内ではワカメやインスタント味噌汁など、日本食材にも出会うことができたとか。
異国の地で味わう日本の味。その背景にある先人たちの歩みに、自然と感謝の気持ちが湧いたといいます。

△ミユキさんのX(@curucuruinc)より。2026/1/30投稿。
その後、旅は新たな試練を迎えます。ブラジルへの入国を試みたものの、過去の旅で取得できていなかった出国スタンプが問題となり、入国を断念せざるを得なくなりました。
さらに、ボリビアからグアテマラへ向かうフライトでは、日本までの帰国チケットの提示を求められるなど、国境を越える旅ならではの手続きの難しさも経験。それでもグアテマラに到着すると、旅の空気は再び変わります。

民族衣装が今なお日常着として根付く町並み、個性豊かな市場、活気あふれる人々。南米とはまた違う魅力が広がっていました。アルモロンガ市場では色鮮やかな民族衣装をまとった女性たちが頭に荷物を載せて歩く姿に圧倒され、屋台で味わったケサディーヤや温泉でのひとときにも心癒やされます。
シエラ近郊のアルモロンガ市場と温泉へ、片道バスで20分。女性たちの衣装と頭で運ぶ様が圧巻。屋台のケサディーヤめちゃ美味しかった(140円)。温泉は個室の1時間400円、久々の湯船で、回復 pic.twitter.com/aih8PHfgap
— ミユキ★ペルー日記 (@curucuruinc) February 27, 2026
一方で、車に接触されて捻挫を負うというアクシデントも経験。幸い大事には至りませんでしたが、旅の緊張感を改めて実感する出来事に。旅の終盤にたどり着いたのはメキシコでは、陸路での入国にもかかわらず出国チケットの提示を求められるなど、近年は入国審査も厳格化していることを実感します。

また、円安の影響もあり、かつて感じていた「メキシコは安い」という印象は薄れていました。それでも旅の楽しみは尽きません。道端で見つけた大ぶりの貝料理、すり身料理、そしてメキシコシティの人気店で味わったタコス。どれも印象深い味だったといいます。

5年間暮らしたペルーを離れて始まった帰国までの旅。その道のりは道路封鎖や入国トラブル、思わぬ事故など決して平坦ではありませんでした。それでも、予定どおりにいかない出来事さえ楽しみに変えながら進み続ける――。
それこそが、異国で5年を生きたミユキさんが身につけた旅人としての強さなのかもしれません。
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このカードは、ミユキさんが実際の南米生活の経験をもとにデザインしたもの。南米ではスマートフォンを気軽に取り出せない場面もあることから、数字や移動時によく使う単語、覚えておくと便利なフレーズをコンパクトにまとめています。
「これ1枚あれば最低限なんとかなる」を目指して作られた、旅好き必見のオリジナルカードです。

応募方法
①Xで「@wani_bookout」をフォローの上、「#ペルー国境足止め日記」をつけて投稿!
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応募期間
2026年7月9日(木)~2026年8月7日(金)23:59
*応募人数が予定に達し次第、終了とさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
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『ペルー国境足止め日記』
著:ミユキ
※本書はウェブマガジン「WANI BOOKOUT」にて2022年6月~ 2025年3月まで連載された「ペルー国境封鎖足止め日記」をもとに加筆・修正を加え電子書籍化したものです。
ミユキ
旅するグラフィックデザイナー、イラストレーター
広島出身、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒、在学中よりフリーランスとして広告、ロゴ、エディトリアルデザインなどを手掛ける。ロンドンに2年間の語学留学、オランダ・セントヨースト・マスターグラフィック卒業後、個人事業主ビザを取得しアムステルダムに12年居住。ヨーロッパ全域を含む訪れた国は50カ国以上、旅先では美術と食を軸に、ダイビングや運転もする。
主な作品:ギリシャ・クレタ島の大壁画、ハイネケン Open Your World、モンスターズインク・コラボイラスト、豊島復興デザイン等、15年前からのリモートワークで、世界のあらゆる場所で制作。本書が初の著書となる。
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