【いい推しの日に読みたい本】11月は話題の「セルフ推し活」で“ご自愛”月間に…今すぐできる、超簡単おすすめハックをご紹介!
11月4日は、「いい(11)推し(04)の日」——2019年に制定されたこの日には、毎年SNSで多くの人が、アイドル、アニメキャラクター、動物、はたまた歴史上の偉人に至るまで(!)、ふだんから推しているものを「#いい推しの日」にちなみ、ここぞとばかりに紹介する、なんとも微笑ましい様子が見られる日になっています。
でも「私は特に推しがいなくて」……と、どこか遠巻きに眺めている人も多いのでは? 今年はそんなあなたにこそ、おすすめの「推し」があるんです。それは何を隠そう、あなた自身!
ここでは、イラストレーター・漫画家のワダシノブさんがSNSで発信し話題となった「わたしを推す(=セルフ推し活)」について、ワダさんの著書『自分=推しとして過ごすアイデア36 セルフ推し活BOOK』から一部抜粋し、さっそく今日から試したい“超簡単おすすめハック”についてご紹介していきます♪
「セルフ推し活」をはじめよう!
「推しがいないなら自分を推せばいいのでは?」——推していたアイドルグループの活動休止をきっかけにワダさんが思いついた、セルフ推し活。いつものようにSNSに載せる絵を描いていたワダさんは、ふと「わたしを推す」という言葉を思いついたのだそう。
「推し活をしているの」
「へえ〜。誰を推しているの?」
「わたし」
「何それ めちゃくちゃ楽しそう」

たったそれだけのセリフでしたが、イラストには想像以上の反響がありました。そこで、ワダさんはこう考えたんです。
「そうか。いつも誰かを推すことばかり考えていたけど、自分を推せばいいんだ。誰かに夢や希望を託すのではなく、自分で自分を信じて期待する。自分をケアして、機嫌を取っていく。推すエネルギーを、ほんの少しだけ自分に向ける」……と。
そう、セルフ推し活は、究極の“ご自愛”でもあるんです。それではワダさんの『セルフ推し活BOOK』より、具体的なおすすめハックを一部抜粋してご紹介していきましょう。


「推し(わたし)」を一番にする!

長い間、他の人に明け渡していた「わたしの一番」の座を、わたし自身に戻そうと思う。推し活だけではなく、家族や友人、仕事などの人間関係で、ついつい他人を優先しがちだった。だけど、わたし自身を優先したいと思うようになった。今まで日常的な些細なことだけど、自分を後回しにしてきたし、されてきた。その時、わたしは気にしませんからという顔をしていた。
夫が子どもの朝ごはんを用意しているのに、わたしの分だけがなかった時。大人だからもちろん自分で準備できるんだけど、「なんでわたしのはないわけ?」と思ったりする。夫の頭にわたしの分も用意するという発想が浮かばなかったことが寂しい。
仲の良い友人と「また会おうね!」と明るく言っていたはずなのに、「いつがいい?」と聞くと返事がなく、なんとなく立ち消えにしたいのだなと気づく時。会いたいと思っていたのは自分だけだったのかなと思うと寂しい。(中略)
振り返ってみると、これまでわたしだって育児や仕事を優先しなければいけない時期があった。うっかり夫のごはんを用意していないこともあった。大好きな推しのイベントだって、わたしにもっと大事な用事があればチェックしないこともある。お互い様だった。そんな風に考え方が変わり、他人から「あ、今大事にされてなかったかも」と感じる時は、「みんなそれぞれの推し(自分自身)を優先している時なんだな! そしたら、わたしも推し(わたし)を推します!」と、自分を大事にするチャンスが来たのだと思うようになった。
寂しさをまた別の誰かに受け止めてもらったり、埋めてもらうことを期待するのではなく、わたしのことは、わたしが一番にすればいいのだ。今こそ、セルフ推し活なのだ。さて、今日はわたしの機嫌をどう取ってやろうか。
「推し(わたし)」に貢ぐ!

わたしを推しとして扱うようになってから、生活に色が戻ってきたように思う。今まではセルフケアに抵抗があったが、推しへの貢ぎものだと思うことで、自分を大事にすることを受け入れられるようになってきたからだろう。
貢ぐと簡単に言うけど、何年もの間、自分にお金や時間、手間をかけることにものすごく抵抗を感じてきた。二十代の頃は自分が最優先だったけど、家族や仕事などを優先するようになった結果、いつの間にか「自分なんかに時間やお金を使うのはもったいない」という気持ちが強くなってしまったのだ。(中略)
でも、セルフ推し活を始めたことをきっかけに、推しに貢ぐ気持ちで、自分に貢げばいいのでは? と考えられるようになった。もちろん、急にシャンパンを開けることができるわけではない。だけど、ゆっくりお風呂に浸かったり、おいしいお茶を入れたり、気持ちをゆったりできる時間なら、すぐに貢ぐことができた。
自分を「おもてなしする」と言うとなんだか構えてしまうけど、「推し活」だと思えば、推しに対するように優しく自分を扱えばいいので簡単だ。美容院に行けなくても、まずは髪をしっかりトリートメントするところからだけど、それだけでもわたしは変わっていった。
「セルフ推し」を始めてまだ間もないから、ふとした時に「いやいや、無駄でしょう」という気持ちが出てくる時はある。けれど、そこは「わたしの推し」を大事にするのは当然、と自分に言い聞かせている。
推しがいる人もいない人も——。「いい推しの日」という素敵な日がある今年の11月は、『セルフ推し活BOOK』を片手に、究極の“ご自愛”月間にしてみませんか?
\好評発売中!/
『セルフ推し活BOOK – 自分=推しとして過ごすアイデア36 –』
著:ワダシノブ
\初のエッセイも!/
『いいかげんなイタリア生活』
著:ワダシノブ
ワダシノブ
広島県生まれ、イタリア・トリノ在住のイラストレーター。イタリア人の夫と2人の子どもたちと暮らしている。イラストの仕事のみならず、マンガやエッセイなど多岐にわたり活動中。幅広い年齢層の人物を描き、特に中年層の絵を描くのが得意。たわいない日常のワンシーンを切り取ったマンガがSNSでたちまち話題に。実は就職氷河期世代ど真ん中で、周りとの調和を優先してしまったり、ちょっぴりネガティブなところがある。趣味は、推し活とスケッチとスタンドアップコメディ。著書に『いいかげんなイタリア生活』(小社)、『晩ごはんはジェラートです』(大和書房)がある。
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