第17回 神様目線で考える「対人関係」③〜家族は、同じカルマをもつ集合体

第17回 神様目線で考える「対人関係」③〜家族は、同じカルマをもつ集合体


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「若きカリスマヒーラー」として注目を集めるyujiさんが、
人生に悩まずにまっすぐに自分の本来の宿命を知り、
また、それを生かした充実した人生を送るための
「自分軸で生きるヒント」をお伝えします。

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こんにちは。ヒーラーのyujiです。
対人関係シリーズとして、前回、前々回と、恋愛や結婚にまつわるテーマでお話をしてきました。
そして今回は、結婚のその先へと続く「家族とは何か」について、掘り下げていきたいと思います。

遠慮がない者同士、肩書も年齢も性別も関係なく、魂をガリガリとぶつけあう存在。それが「家族」です。
「こんなことをされるのはイヤだ」「これを言われたらイラッとする」など、
身内だからこそ、遠慮なく懐をえぐられるような出来事が次々と起こる……
ノーガードなのに殴られるような関係性ともいえます。
しかし見方を変えれば、家族=「各々の魂を磨くための砥石」であり試金石。
ヘビーなことも多い反面、いい修行をさせてもらえる、ありがたい存在でもあるのです。

どんな方も縁あって、現在の家族メンバーが構成されています(たとえ、死に別れてしまったとしても)。
では、神様はどのようにして「家族」を作っているのか、会社にたとえて考えてみましょう。
医療・製造業・マスコミという、それぞれの業種が「家」だとすると、
「病院」に突然、「映画監督」の素養をもつ人がポコッと生まれる、などということは起こりません。
会社の場合、採用試験を受けたり、ヘッドハンティングをされたりして、自ら希望の職種を選んで入ってきますよね。   家族の場合も、それと同じと考えてください。
「好き好んで、こんな家に生まれたわけじゃない!」とか、「こんな親は嫌だ!」などは、
反抗期の子どもの常套句ですが、魂レベルの話でいうと、
「いやいや、むしろ君がこの家をピンポイントで狙って生まれてきたんでしょ?」という話(笑)。
本当は、子ども自身の魂が、家や母体を選んで生まれてくるのです。

子どもの魂は、「家」のカルマを選んで生まれてくる

なぜかというと、「家には家」の、「家系には家系」のカルマがあり、「業」(ごう、とも読みますね)があるからです。
医療に携わる家は、「癒し、自らも癒される」というカルマ。
または手先が器用な一家は、なんらかのクリエイションにまつわることや“彩り”にまつわるカルマ。
マスコミは「伝達」というカルマがあります。
また、「お金に関する課題」「リーダーシップをとる課題」など、
家々のカルマはいろいろと細分化されて与えられています。
代々、大きな病院を継いでいるような家の場合は、「治す・癒やす」だけではなく、
「お金」「権威」なども課題としてもっている家系であるといえるでしょう。
(やけに威張った、上から目線の子どもが育つ場合は、
「権威」のカルマのほうが強い可能性が高く、そのテーマについて学びなさいという上からの教えの場合もあります。)
 
前述のように、子どもの魂が母体を選ぶときは、その家・家系のカルマを知ったうえで、選んで生まれてくるのです。
つまり、共通のカルマをもつ、似たもの魂の母集団=「家族」ということ。
そのため、「ものづくり」一家なのに、
突然、病気を治す課題をもつ魂が生まれてくることは滅多に起こりません(もちろん、例外はあります)。

共通のカルマをもつ魂同士が、「家」に集まってくるのはなぜか、理由は至って簡単です。
「癒す」「自己犠牲」「支える」など、それぞれのカルマをクリアするためには、
同じ目的の者同士で臨むのが手っ取り早く、効率がいいから。
ライオンの檻の中には、ライオンになる魂しか入ってこないし、シマウマになる魂は入ってこないわけです。

「家のカルマ」=宿命のヒント

ある男性の方で、「人の役に立つ」という課題が、家族にフォーカスされている人がいました。
彼の今世の人生パレットには、「家庭を大切にしなさい」というタスクがマストであるにもかかわらず、
まったく家族を顧みないような生き方をしていたのです。
そこで僕は彼に、「仕事より、家族孝行が最優先事項!」と伝えました
(この話には後日談があり、会社に向かって頑張るよりも、家族に向けて頑張っている生活をするうち、
結果として昇進し、仕事運・金運に追い風が吹き始めたのです)。

家族全員や兄弟が、同じ課題を持つとは限りません。
同じように、家族に課題をもたない人も多くいます。
「それぞれの社会で、自分の課題を全うしなさい」という役割が与えられている方は、
家族全員バラバラに暮らしていたり、介護のお役目もなかったり、盆暮れ正月くらいしか顔を合わせない、というのが普通だったりします。
その場合、家族は肉体を授ける「パッケージの提供元」というイメージ。
他人が「家族なんだから、一緒にいるべき!」などと、口をはさむ問題ではないわけです。

家族という、ちょっと面倒なその存在にあえて目を向け、向き合ってみることを僕はおすすめします。
とくに「自分の宿命がわからない」というとき、
家族を振り返ることは、大きなヒントになる
からです。
自分の家・家系のカルマが何かを把握していれば、人生に起こりがちな様々な問題の解消も実にスムーズです。
たとえば、「なぜ、自分の家にばかりそういうことが起こるんだろう?」という要素に着目してください。
お金持ちの家系に生まれていたら、跡継ぎや資産相続の問題でいつも揉めているとか、
健康系のカルマをもつ家の場合は、家族に病気がちの人がいたり、親が医療従事者であったり。
職業以外にも、「家族全員キャラが濃い」「外国に縁がある」「地域に貢献する」などなど。
ものの見方を少し変えてみるだけで、家族についても、これまでとは違う角度で捉えることができるのではないでしょうか。

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Written by yuji
yuji

ヒーラー、星読み係、聖地巡礼家。香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は個人鑑定、連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』『yujiの星読み語り』(ともに小社刊)、『「風の時代」に自分を最適化する方法』(講談社刊)、『星2.0』(光文社刊)、『めくるだけ聖地巡礼』(幻冬舎刊)がある。
WANI BOOKOUTにて毎月更新の星占い「yujiのmonthly session」を連載中。
ブログ https://ameblo.jp/uenopasiri/
X(旧Twitter) @yujiscope

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