「おはよう日本」出演で話題! ミニマリストの仕事術。


ミニマリスト
つくえのうえ

以前ぼくは汚部屋に住んでいたのですが、それと同じように、デスクまわりもかつてはモノにあふれていました。
大きな棚を置き、資料を詰め込む。文房具もありったけ持ち、どれが使えるペンなのかわからない状況。飲んだあき瓶もそのまま置きっぱなし……。地震がおきれば、棚が倒れてこないように支える、危険な状態でした。

Before
(※以前のデスクまわり)

部屋のミニマリズムを意識するようになってから、会社のデスクまわりも、モノを減らすことを心がけています。
モノを減らして残ったのが「扇風機」。ぼくにとっては「風」が大事だったようですね……。

編集者という仕事柄、大量の写真や資料を扱いますが、すべてデータ化を進めています。

●セロハンテープや、ティッシュなども引き出しに入れて使うときに引き出しをあけて使う。
●資料はデータにして「Dropbox」でいつでも手元で確認できるようにする。
●手帳は持たず、iPhoneの「Staccal」というアプリで管理。
●紙をもらったら、その場で判断。捨てるか、スキャンして保存するかして基本的に紙は持ちません。雑誌や本の資料もScanSnapでデータ化を進めています。
●ペンは各種1本のみ。なくなったら買いにいったり、編集部のストックからその都度補充。
●ふせんは使いません、iPhoneのカメラでメモしたり、TO DOリストは、軽いテキストエディタ(秀丸)で管理。やるべき仕事はどんな細かいことでも、すぐに書き込みます。
●打ち合わせでもMacBook Airに直接メモ。ドヤ顔にならないように気をつけます。
●デスクトップのアイコンもお掃除のように毎日整理。終わったら、捨てるかフォルダに分けます。
●ファイル名、フォルダ名だけ毎回しっかりつければ「Everything」という高速でファイルを検索できるソフトを使えば目的のものがすぐに見つかります。

[引き出し その①]
引出①

[引き出し その②]
引出②

●ミニマリストと片付けられない編集部員のデスク対比
対比

こう書いてみると、なんだかめんどくさそうですね……。ですが、一度「習慣」にしてしまえば簡単ですし、めんどうでもなんでもありません。机の上も、毎回自動的に手が動いて片付けているような印象です。名刺はまだデータ化できていないので、今後の課題ですね。

モノを減らすと机で探しものをする時間はほぼゼロになります。モノの雪崩が起きてため息をつくこともありません。きれいな机にメモを残しておいてくれると、すごく目立つので忘れることもありません。

机の上がキレイだと、やるべき重要な仕事に手をつけやすくなると思います。机の上にあるやるべき雑務の山、『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』で紹介した「沈黙のTO DOリスト」にすり減らさせることもありません。
デスクトップのアイコンもすっきりさせれば、何が手をつけるべき仕事なのか、残したアイコンが教えてくれます。

忙しいとついつい部屋もデスクも荒れがち。
心の状態と部屋やデスクの状態は連動していると思っています。忙しくて心が乱れると部屋もデスクも荒れる。

この連動を逆に利用します。自分の心が乱れていると思ったら、部屋やデスクを片付けます。すると心が回復してきます。
「忙しいときほど、片付け!」を意識して仕事をしています。

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

●Minimal & ism ミニマル&イズム
http://minimalism.jp/