あなたの家のヒントになる収納がきっと見つかる!「使える収納」を増やす実例アイデア集『収納が、ない!』
新生活が始まったり、暖かくなってきて服の入れ替えが必要になってくるこの時期は、片付けにはぴったりのシーズン!
けれど、「収納がなくて、片付けられない…」という悩みを抱える方も多いのでは? たしかに、たいていの家では収納が足りません。あったとしても、サイズが中途半端だったり、ヘンな位置にあったり。それでは、ないも同然です。
そこで、これまでに1000軒(!)の家を見てきた収納ライターのおさめ ますよさんの著書『収納が、ない!』から、収納のアイデアを教えていただきました!
「収納がないせいで片付かない」。この春、そんな言い訳から卒業しませんか!?
CASE1「欲しい場所にない!」
広告代理店勤務のワーキングマザー・手塚さんが暮らすのは、都心によくあるタイプのタワーマンション。
さぞ、細やかな収納プランが施された家かとおもいきや、「子どもスペースの収納も子どもの着替えを置きたいのに、場所が悪くて取りに行くのが面倒」「家族4人分の衣類を収めるには寝室のクロゼットが小さすぎる」など、”暮らしに収納が合っていない”状態。
手塚さんはワーキングマザーとして2人のお子さんを育てるなかで「ロスがないのはどこ?」「子どもが自分でできるのは?」と試行錯誤し、ベストな位置に収納を作りました。
壁を収納に変える
押し入れは部屋の最奥にあり、取りに行くのが面倒。そこで部屋の入口にある壁に着目! 業者に有効ボードを張ってもらい、おもちゃを吊るして収納しました。フックと布バッグなら、数が増えたり、子どもが成長しても、変更が可能です。
リネン庫に子ども服
狭いスペースながら、収納が豊富にある洗面所。子どもの朝の身支度を一か所ですませるために、リネン庫を子ども服の収納に充てました! 大人が使いづらい低位置でも、子どもにはゴールデンゾーンなんです。
CASE2「賃貸でいじれない!」
子ども2人と夫の4人家族の主婦・林さん。昭和の面影をのこす巨大な団地にあるお宅は、広さこそたっぷりで4人暮らしには余るほどですが、収納が十分ではありません。しかも、住まいは賃貸のため、棚一つ勝手につけられないという悪条件!
「絶対に釘を打てないので、選択肢が限られていました。置くか引っ掛けるか」
林さんの家には、ボックスやストッカー、エコバッグやフックを使った収納がいたるところに見られます。
ワゴンで背面カウンター
ワゴンなら、好きな位置に収納がつくれて、レイアウトも自由! よく使う食器やカトラリー、ランチョンマットなどを置き、食事の支度はここにあるものでそろうように。
フックで空中収納
スペースも取らず、場所も選ばない、フックでつくる空中収納! シンク上のワイヤ棚が、貴重な収納スペースとなりました。まさに、欲しい場所に収納をつくったかたちに。
CASE3「スペースが足りない!」
2LDK約77平米のマンションは、家族5人で暮らすには、やや手狭な印象。この家で、人気エッセイ漫画家・マルサイさんは、10年(!)をかけて収納のしくみをつくってきました。
「片づけが苦手で、ひとりだったらおそらく汚部屋暮らし。でも家族がいる。少しでも快適に過ごせるように、収納本を読み倒し、トライ&エラーを繰り返して辿り着いたんです」
ボックス積み上げ式
広さを変えずに収納を増やす、ボックス積み上げ式収納! 足りないぶんだけボックス家具を1段ずつ重ねていきます。無印良品のパルプボードボックスを採用しました。
かごの「あちこち化」
小さなキッチンは作業スペースを確保しづらいので、レンジフードも収納に活用! 「どこにでも置けて、なんでも入る」大容量の市場かごが、頼れる収納用品に早変わり! かさばる保存容器をポイポイと入れています。
どんな家にも「使える収納」はつくれる!
本書では、収納が得意な人や苦手な人、物が多い人や少ない人、捨てられる人や溜めがちな人など、さまざまなタイプの人が住む8つの家を取材しました。
収納が「欲しい場所にない」でも、「古くて使えない」でも、「賃貸でいじれない」でも、「造りつけ収納がない」でも、「スペースが足りない」でも! 本書の実例集を読めば、あなたの悩みにぴったりのアイデアが見つかるはず。
スペースは変えられなくても、考え方を変えれば片づけがラクになります。収納が足りないけれど家具を増やせない、増やしても片付かない、そんなあなたの家を、ぜひ、本書『収納が、ない!』を片手に、この春、グッと暮らしやすく変えてみませんか?
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『収納が、ない!』