これからを生きるすべての“大人”に贈る、 「大人だからこそ忘れないでほしい45のこと」


まずはみなさん、とりあえずご自分の歳を忘れてみましょう(笑)。「もう〇歳だから……」などという年齢による制限ほど、バカバカしいことはありません。

私は黒柳徹子さんを見ているとき、このことを強く感じます。黒柳さんの舞台を拝見しますと、そのコメディエンヌぶり、演技の上手さに脱帽します。もちろん、テレビなどでも、年齢を超越した存在感を発揮されていますから、みなさんもよくおわかりになると思います。

もちろん、人生は有限であることに変わりはありませんが、年齢のことは、この際、キレイさっぱり忘れてしまいましょう。若いうちにやっておいた方がいいこともありますが、歳を重ねたとしても、「毎日が、常に一番若い」のです。

若々しくいるためには、しゃべるスピードを速める、また、常に身軽な状態でいるようにしましょう。「今度飲みに行きましょう」と誘われたなら、「じゃ、今から行く?」と返せるようなテンポの速さと軽やかさです。

ぜひ、行動面での軽やかさと心の若々しさをどちらも身につけて、年齢のことなど、キレイさっぱり忘れてしまいましょう!

みなさんはご紹介した4つのこと、忘れないでいられましたか?
ともすれば、フレッシュだった新人時代よりも「大人だからこそ」たくさんのことが求められる時代かもしれませんね。

ぜひ、“今、ここ”を生きる、軽やかで、魅力的な大人でいてください。

大好評発売中!
大人だからこそ忘れないでほしい45のこと』 齋藤孝 著

齋藤孝
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場。著書に『大人の対応力』(ワニブックス)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)など多数。著者累計出版部数は1000万部を超える。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導。


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