これからを生きるすべての“大人”に贈る、
「大人だからこそ忘れないでほしい45のこと」


大人になると、どうしても頭が固くなり、雰囲気の“淀む”人が出てきます。まとう空気が重く、その場にいるだけで、何となく周囲を不愉快にさせるようなタイプの人……。あなたの職場にも、心当たりはありませんか? 

大人であればこそ、古い殻を脱ぎ捨て、新しいことにチャレンジする。「自分は間違っていない」と過信したり、はたまた「どうせ自分には無理だ」と決めつけない。何歳であろうとエネルギーに満ちたフレッシュさをもって、日々を新しい気持ちで過ごす。
――それこそが、現代における“大人のたしなみ”と言えるかもしれません。

社会人になりたての20代から、重責を担う50代まで。いつまでも軽やかでいるために、今一度心に留めておきたい大切なメッセージを詰め込んだのが、本書『大人だからこそ忘れないでほしい45のこと』(齋藤孝 著)です。

ここでは、本文の一部をピックアップし、本書の雰囲気をお届けしていきます。

 

弱点というものは、みなさんが思っているほど悪いものではありません。なぜなら、自分の弱点を知ることで人は強くなることができるからです。弱みを知っていればこそ、そこを上手に避けることもできるでしょうし、仮にコンプレックスがあったとしても、むしろ人生のバネとして、自己肯定力という強さに変えることもできるのです。

私はよく学生に「コンプレックスは資源である」という話をするのですが、その言葉通り、(コンプレックスは)使いようによっては人生における最大の資源となる、とさえ考えているほどです。

弱さやコンプレックスというものは、一度受け入れてしまえば「この弱点があるからこそ、自分は頑張るんだ!」という資源に転換できるのです。逆に、もし弱点を隠そうとすれば、自らがその弱点に飲み込まれてしまう可能性もあります。「どうせ俺は背が低いから」「どうせ私はキレイじゃないから……」などという卑屈な考え方は、コンプレックスが精神に悪影響を与えている証拠です。

ぜひ、自分の弱点を貴重な資源として捉え、人生のエネルギーに変えることを忘れないでください!

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