『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』出演で大人気!
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ワニブックスから新刊を出版した
著者のみなさんに
どこよりも先に取材させていただく
取れたてインタビュー!
ここでしか聞けない
書籍の制作秘話をお伝えします。
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臨済宗妙心寺派泰岳寺の副住職であり、「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺(テレビ朝日)」にご出演中で人気の、泰丘良玄さん。
今回、先日発売された『人生はブレていい。』の制作秘話をお伺いしました。
出版の話が来たときはどのような気持ちでしたか?
お話をいただいたときは、「すごく書きたい、仏教の教えを広めたい!」という嬉しい気持ちと、「僕が書けるの?」という不安な気持ちが一気に湧いてきました。
打ち合わせ中は、いろんな悩みに対して仏教的な考え方とか教えを答えましたが、とにかく編集担当さんが話を引き出すのがすごいんです。恋愛の話になったとき、女性の編集者さん2人に挑むというどう考えても不利な立場だったので、事前に色々用意していたんですけど、変化球を投げてきたり、反論されたり、ことごとくやられてしまいました(笑)。
でも、「何でわかってくれないんだ!」と反論しながら話を進められたので、本当に日常生活のリアルな悩みへの回答が出来たのではないかと思います。
初めての著書が形になって、いかがですか?
カバーのサンプルを確認したときに、テンションがかなりあがりました。本文200ページがどのくらいの厚みなのかイメージがつかなかったので、自宅にあった本と比べてみたりして。
そして本をいただいたときに、「うわあー、ついにきたか…!」と感動しました。
出演している番組のスタッフにも配り、初めてサインを考えました(笑)。
本の内容は、すごく分かりやすく仏教の教えが取り入れられていますね。
“仏教”と聞くと、どうしても高尚でとっつきにくく思われる方が多いと思います。禅の言葉は奥が深く難解なものも多いので、それを詳細に全て説明するのに難しい言葉を並べても、結局読んでいる側が身を退いてしまうということがよくあるんです。
なので、そのような表現は極力避けることを意識しました。
たとえば、本書の中でご紹介した「莫(まく)妄想(もうぞう)」という言葉があります。
これは、「妄想するな」という意味です。「私はあの人に嫌われているんじゃないか」と考えて不安な気持ちに襲われる。でも相手が自分のことをどう思っているかなんて単なる妄想じゃないですか?だからそんなことを妄想するのはやめましょう、という教えです。このようにエピソードを通して読むと、仏教を身近に感じていただけるんじゃないかなと思います。
他にも「彼氏とケンカしてLINEで50個くらい怒りをぶつけた」という話は、編集者さんから聞いた実話なんです。そうした女性のリアルな悩みの解決策もご紹介しているので、仏教は決して難しいものではなく、誰でも手軽に取り入れられるものなんだと分かっていただけると思います。