もうちょっと、ラクに生きてみない? あなたらしく生きるヒントをくれる、イラストエッセイ『今日笑えればいいね』


日々の残業、自分の都合しか考えない上司、働きに見合わない給料……。
「はぁ」とため息をついたそこのあなた、もしかして、今、つらくないですか? 本当に「やりたいこと」ができていますか? 思わず涙が出る夜はありませんか……? 

とても臆病で、プライドが高くて、面倒くさがりで、繊細で変わりものの、かわいい柴犬“シバ”が主人公のイラストエッセイ『心向くまま自分らしく生きることにした 今日笑えればいいね』(小社刊)は、つらい会社勤めを辞めて、幸せになるために“自分らしく”生きることにした、韓国のイラストレーター・ヘムヘムさんの実体験を描く、ノンフィクションストーリー。

ヘムヘムさんの描くフリーターの“シバ”は、まるで“猫村さん”の犬版のようにキュート! 土砂降りの日も晴れた日も、いつも自分らしくいようと奮闘する“シバ”は、もしかすると、あなた自身のことかもしれません……。

“あるある”だらけのエッセイと癒され度No. 1の“シバ”が、きっとたくさんの「生きるヒント」をもたらしてくれることでしょう!

つらかった、あの日々……

「イラストレーターとして本も出しているんだから、どうせ、会社を辞めても平気なんでしょう?」と思う人もいるかもしれません。でも、ヘムヘムさんの歩んできた道は、それほど簡単なものではありませんでした。

会社を辞めて就活とフリーランスの仕事を同時進行する日々。彼女は誰もと同じように八方塞がりの日々を過ごしていたんです。そう、雨の中、肩を落として歩く、このシバのように……。

そして、大嫌いだった上司のことは、会社を辞めて数年が経っても、いくらでも悪口が言えるほどだったそうです。

やっと気づいた…「したいことをしなきゃって」!

ヘムヘムさんは、最後に勤めた会社を辞めた日のことを、今でも昨日のことのように思い出すそう。押し寄せる不安と恐怖で、帰宅するバスのなかで、ずっと泣き続けたといいます。

でも、子どのようにわんわんと泣き続けたあと、こう思ったそう。

「したいことをしなきゃって。しなくちゃいけないことをしたくはないって。」

「これからは、心向くままに生きる」!

「これからは、心向くままにいきる!」
そう決めたヘムヘムさんの見た空は、いつもより青く、いつもより晴れ渡って見えました。

でも、すべてが映画のように、思い通りにいったわけではありません。
「問題がうまく解決したと思ったら、今度はうまくいったことが心配」という具合で、心配性な性格が変わったわけではないからです。
でも、「考えるのはや〜めた」!

人生は一度きり。「もっと可愛くて、もっと賢くて、もっとお金持ちだったらちょっとは違う人生だったのかな?」なんて思う日もあるけれど、そんな日は、有名な名曲「ケセラセラ」(ドリス・デイ)に力をもらって、こう思うのだそう。

「何事もどうにかなるから、旅に出かけようっと。そう、なるようになるもんね」

ヘムヘムさんはこれまでを振り返り、こう語ります。

「本当は道なんて、どこにでもあるみたい。ひとつの道だけを探していたから、他の道が見えなくなっていただけ。結局すべてのことに道はあった。いつだって。
どんな選択をしようと道は続いていく。それが道だから。」

本書『今日笑えればいいね』は、あなたが「あなたらしい」自由な選択ができるよう、優しく、そっと背中を押してくれることでしょう。
そして、どんな道を歩むことになっても、今日のあなたが“笑顔”でいられるよう、いつでも“シバ”が見守っていますよ!

 

\6月25日(木)本日発売!/
心向くまま自分らしく生きることにした 今日笑えればいいね
文・絵:ヘムヘム 訳:小笠原藤子

文・絵 ヘムヘム
作家・イラストレーター
韓国の大学で漫画創作学科を卒業。20代のほとんどを会社勤めで過ごしたが、あるとき自分の思うままに生きたいと思い、仕事を辞めフリーターに。2017年に韓国で初著書『ご主人様、どこにいらっしゃいますか?』を出版。現在はInstagramやWEB媒体で、描きたい絵を少しずつ、一生懸命、ひたすら描いている。
Instagram @wonhyemin5977

訳 小笠原藤子
上智大学大学院文学研究家ドイツ文学専攻「文学修士」。現在、慶応義塾大学・國學院大學ほか、ドイツ語非常勤講師。ドイツ語、韓国語、英語等を比較文化的に研究し教授法に取り入れ、海外でも発表している。訳書に『自分にかけたい言葉~ありがとう~』(講談社)がある