韓国の「引越アジョシ」がすごかった

韓国の「引越アジョシ」がすごかった


アンニョンハセヨ。

先日、韓国の家の契約を更新せず、引越をしました。

今までの家(下写真)は、カロスキルや狎鴎亭ロデオが徒歩圏内ととにかく立地が最高で、内装も可愛らしくて気に入っていたのですが、虫問題が発生しまして…。夏が近づくにつれ増え続ける小○エとの戦いに疲れ切ってしまい、また生活環境も変えたく、郊外の友人宅へ引っ越してきたのです。

江南区の家賃

参考までに、江南区の比較的新しいビラ(日本で言うアパート)1Rで保証金150万ウォン、家賃(ウォルセ)は管理費込み100万ウォンでした。室内はとても綺麗で駅もバス停も近いし立地が良く、保証金が安かったので、江南区でこの家賃はまぁそのくらいだよね。という感じだと思っているものの、韓国人の友人は家族と一緒に住んでいる子が多いこともあり、100万ウォンと言うと「めちゃめちゃ高い!!!!引越しなよ!」と言われます。そもそも、保証金をたくさん出すほど、家賃が安くなるシステムなので、保証金をドンと出して、できるだけ安く住んだり、友人とルームシェアしたりする人が多いのですよ。

保証金を1000万ウォンから2000万ウォン出せれば、江南区でも毎月60万ウォンほどで住むこともできます。また、不動産屋への仲介手数料は30万ウォンでした。契約によって多少異なることはありますが、この保証金は退去する際、100%戻ってきます。韓国の不動産、もちろんいい人もいますが、現地韓国人からも「詐欺が多いから、外国人だと特に内見は一人で行かないほうがいいよ」と言われるほど評判が悪く…詐欺が多いため、最近は保証金に対する保険もあるそう。また、保証金は安く、家賃を高くする家も増えてきている模様。

韓国での引越しは2度目ですが、今回初めて「引越アジョシ」にお願いしたところ、そのパワフルさに衝撃を受けたわけです。

韓国で単身引越

そもそも「引越アジョシ」と勝手に呼んでいますが、正式名称は「ヨンダル(用達)」という運送業者のこと。日本でいうと「赤帽」のシステムに近いと思います。というかほぼ同じ。1トントラックと運転手1名(アジョシ)でやってきて、荷造りまですべて済ませておけば、荷物を運んでくれます。

ちなみに、韓国は大型家具や家電(ベッド、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、エアコン、Wi-Fi ※オプションの内容は家によって異なる)は最初からついている家がほとんどなので、単身引越しなら1トントラックで十分かと思います。上写真のマットは韓国の通販で購入した「麻薬マット」なるもの。寝心地の悪いベッドでも、これを敷けばスヤスヤ寝れました。

※軽トライメージ(当日必死すぎてまさかの写真を撮れなかった罠)

「アジョシがひとりで何でも運んでくれるよ〜」と友人から聞いていたものの、本当に高速。祭囃子が聞こえてきそうなハイスピードでサクサクと運んでくれました。さすが兵役経験者。

しかも、まさかの

台車なし。

(こんな感じを想像していた)

おひとりで運ばれるからと重くなりすぎないように…と思っていたものの、四六判の単行本が30冊程入っているダンボールもあったわけで。正直若干、ギックリ腰してしまいそうな重さだったわけですよ。

それでも「ヒムドゥロ、ヒムドゥロ」と言いながら、しゃかりきに運んでくれました。ダンボールの他にも細々とした荷物など、なかなかの荷物だったのですが、1時間ほどで荷はすべて軽トラへ運び終えました。

※韓国の人たちの言うヒムドゥロ(힘들어=疲れた)はもはや口癖だと思っている。くらいよく使います。

荷物の出し入れの際、本当に大事なものは自分で運搬することをおすすめします。しっかりと割れ物・壊れ物と分かるようにしておかないと割れ物と気づかれず、かなりラフに扱われる可能性が高いので注意が必要。私は友人がいつもお願いしている引越アジョシに予約を入れてもらいましたが、仕事は早いし、気さくで優しく真面目な方で、お値段も10万ウォン(約1万円)と申し訳ないくらいのコスパの良さ。

助手席に乗って新居まで40分ほど。アジョシのスマホの待受がお孫さんなところにも、ほっこりした道中でした。台車なしなので、エレベーターがないと地獄だったと思いますが…。

虫の出ない友人宅が快適すぎて幸せ。

ひどい時は1日10〜20匹出ていたので、地味にストレスフルだったのですよ。なぜあんなに出てたんだろう…やっぱり、韓国で住むなら私はビラよりオフィステルが好きです(完)。

まとめ

*本当に大事なもの(壊れる可能性のあるもの)は自分で運ぶ方がベター
*アジョシには次の予定もあるので、到着時間までに荷造りをしっかりしておく
*重労働なので冷たい飲み物を準備しておくと喜ばれる
*エレベーターがない家だと地獄
*引越しアジョシに対しては「キサニム(技士様/運転手さんのこと)」と呼ぶ
<タクシーやバスでも同様>

 

Written by saliy
サリ

韓国コーディネーター・ライター/韓国が好きすぎてフリーランスになり、ソウルへ移住。日々韓国情報を集めている。特に韓国カフェにどっぷりハマり、ソウルを始め釜山、大邱、大田、江原道、済州など800軒以上の韓国カフェに足繁く通う。著書『韓国カフェ巡りin ソウル』(小社刊)発売中。

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