いくつになっても誕生日

いくつになっても誕生日


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自分で包んで手作りのカードを添えれば、
ちょっとしたプレゼントも特別なおくりものに早変わり。
イラストレーター杉浦さやかさんに教わる
かんたんカード作りとラッピングのアイデア。
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一番プレゼントがゆき交う機会が多いのは、同性の友人。
今回はそんな友達との誕生日プレゼントのやりとりのお話です。

誕生日でここ数年続いているのは、同じ9月生まれの友達との誕生会。
3~4人で集まって、美味しいものを食べに行き、
最後はプレゼント交換をするのがお決まりのコース。
ちょっと背伸びした憧れのレストラン、競馬場でレースを観戦しながらのディナーなど、
毎年いろいろなところに出かけています。

前回はまず、夕方から赤坂離宮へ。
豪華絢爛な宮殿を見学して、
秋の夜間公開のイベントだったバイオリンとチェロの二重奏のミニコンサートを聴き、
優雅な時間を過ごしました。
その後フレンチレストランに移動して、ディナータイム。
その夜のテーブルすべてが誕生日祝いで、順ぐりにろうそくの灯されたデザートが
テーブルにやってくるというしあわせな夜。
最後はカフェに移動して、恒例のプレゼント交換。
みんなでワーワー言いながら包みを開け、にぎやかな会のクライマックスを迎えます。
普段はめったに来れないお店での、年に一度の贅沢。
今年はどこへ行こうかなぁと、今から思いをめぐらせています。

 

なかよしの友達には、何ヶ月か前から探すので、
贈りものが複数になることも。
そんなときは、開ける楽しみを味わってもらうためにひとつずつ包むことが多い。
学生時代からの長い付き合い・相棒Hちゃんには、
少女のような雰囲気を持つ彼女をイメージして、
白とピンクで統一したラッピングを。

反対にカゴや袋に入れてまとめるのも、
お楽しみボックス的なワクワク感があります。
好きなものが似ているママ友Aちゃんへのプレゼントは、
ロシア雑貨屋さんで見つけた雑貨あれこれ。
どれも包んで隠してしまうのはもったいないかわいさだったので、
まとめて透明な袋に入れて、見せるラッピングにしました。
プレゼントの内容によって、より魅力を引き出す包み方を考えるのが醍醐味。

 

あげる相手に合わせて、2つのアイテムをコーディネートすることも。
最近ちょっとしんどそうなNちゃん。
女性らしいものが好きなNちゃんに、元気が出るようなものをあげたくて考えたのが、
ピンク色のドライフラワーのベル。
それに添えるのは、同じくピンクのハンカチ。
ネットで刺繍を申し込めるお店で、イニシャルと
”ボディガード”というおまもりモチーフを入れてもらいました。
思い切り乙女に浸って、少しでも華やかな気持ちになってもらいたい。

一方、Y子へのプレゼントにまずみつくろったのは、
骨董市で見つけたフランスのフロマージュナイフ。
気に入って、自分用と2本買ったもの。
これだけでは少しさびしいので、あげる当日にチーズを買い、
おみやげのようにラッピングをして渡しました。
おいしいものが大好きな彼女にぴったりのギフトになりました。

プレゼント探しもラッピングも、
一番楽しくてやりがいがあるのは、やっぱり気の合う女友達。
気をつけたいのが、毎年似たようなものになってしまうこと。
私はプレゼントの写真を撮ってアルバムにまとめていますが、これがなかなか便利。
最初は趣味であるラッピングの記録としてやっていたのを、
最近はあわせてプレゼントの内容も撮っておくようになりました。
もらったもののアルバムも作っていて、
眺めるだけでもそれは気持ちが明るくなる、楽しいアルバムです。

 

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*次回は5月7日(金)更新予定です。

Written by sugiura sayaka
sugiura sayaka

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。 独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』『おたのしみ歳時記』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『ニュー東京ホリデイ』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おやこデート』(白泉社)など著書多数。 Instagram @sayaka_sugiura  Twitter @saa_aya

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