杉浦さやかのイラストだより バレンタインのラッピング&カードづくり

杉浦さやかのイラストだより バレンタインのラッピング&カードづくり


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自分で包んで手作りのカードを添えれば、
ちょっとしたプレゼントも特別なおくりものに早変わり。
イラストレーター杉浦さやかさんに教わる
かんたんカード作りとラッピングのアイデア。
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バレンタインデーは、ここ数年は子どもとお菓子づくりをするいい機会。
娘は7歳なのでまだ目当ての男子はおらず、チョコレートをあげたいのは女の子。
簡単なチョコ菓子をたくさん作って、なかよしのお友達に配っています。
作りはじめた2歳は材料を少し混ぜるだけだったのが、
卵を割ったりカードに絵を描いたり、
クッキー型を抜いたり……だんだんできることが増えて、
6歳の去年からは全部一人でできるくらいの簡単なお菓子にして、
メインをまかせることに。

 


作るものはほぼ市販品を合わせるだけですが、
なんと言っても楽しいのがデコレーション。
100均やスーパーでトッピングシュガーやアラザン、チョコペンなどを用意。
今年は市販のビスケットでマシュマロをサンドして、チョコをかけたもの。
甘いものを3つも4つもくっつけるのだから、
大人にとってはこのうえもなく甘いけれど、
子どもは「かわいい、おいしい!」と大満足。
スティックをつけてキャンディ風にしたので、ブーケのように包むことにしました。
薄紙、レースペーパー、セロハンなど家にある材料でくるみ、
娘作のカードを添えました。
今のところまだ私がラッピングやカードのアイデアを考えているけれど、
あと2、3年したら娘が自分で作るようになるのかな。
少しさみしく思いをはせつつも、そのときが来るのが楽しみです。

 


大人へのギフトは、市販のおいしいチョコレートを選びます。
バレンタインデー近辺に会う、
仕事でお世話になっている方や友達に渡すくらいだけれど、
毎年バレンタインの売り場を見てまわるのはとても楽しい。
パッケージ好きとしては、やはり見た目の美しさも大事にチョコレートを選ぶので、
その邪魔をしないシンプルなカードを添えます。
小さなハートのカードに少しゴージャスさを足したくて、
金色のフリンジをプラス。
あれこれ組み合わせを考えるのが楽しくて、いろんな形ができました。

 


そして夫へは、毎年大手メーカーの50個入りくらいのアソートボックスを
どーんと2箱ほど贈ります。
夫は大のチョコレート好きなのです。
高いチョコレートをちょっぴりもらうより、お手頃なものを大量にもらいたいそう。
そして舶来品より、食べなれて確実においしい国産のチョコレートがよいのだとか。
すぐ買いに行けて楽なので、これはこれでありがたい。
ラッピングやカードの楽しみは、友人知人へのギフトにぶつける、
バレンタインです。

 

 

【ハートカード・フリンジ飾りの型紙】
ダウンロードはこちら

*次回は3月5日(金)更新予定です。


Written by 杉浦さやか
杉浦 さやか

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。
独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』『おたのしみ歳時記』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『ニュー東京ホリデイ』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おやこデート』(白泉社)など著書多数。
Instagram @sayaka_sugiura 
Twitter @saa_aya

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