新生活のはじまり

新生活のはじまり


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自分で包んで手作りのカードを添えれば、
ちょっとしたプレゼントも特別なおくりものに早変わり。
イラストレーター杉浦さやかさんに教わる
かんたんカード作りとラッピングのアイデア。
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春は門出のシーズン。
小学校にあがる友人の子ども、就職を迎える甥っ子。
新しい生活のスタートに、応援の願いを込めてお祝いをあげたいもの。
悩ましいのがプレゼントの中身。
それぞれ好きなものも確立してきているし、
こちらの趣味で選んで果たして気に入ってもらえるかどうか。

そんな時に役立つのが、各種ギフトカード。
中でも進学のお祝いによく使われるのが、図書カード。
2年前の娘の小学校入学の時にも何枚かいただき、大いに役立っています。
図書の時間に好きな本がどんどん増え、
手もとに置きたい本を自分で買うようになるころ。
活字にふれあってくれるのはうれしく、
親にとってもありがたいプレゼントです。
大学進学や就職祝いなどの若者には
人気のコーヒーショップやショッピングサイトなどの
プリペイドカードもよろこばれます。




カード一枚なので、渡す時にギフトとして
ちょっと味気ないのが気になるところ。
私は色画用紙を二つ折りにしたカードを本に見立て、
中にカードを挟んで渡しています。
きれいな柄の紙を表紙に貼ってシンプルに仕上げるものいいし、
表紙にイラストをつけるのも楽しい。
本っぽくカチッとした印象にするために、
丸シールでデザインチックなイラストにするのがおすすめ。
絵が苦手な人でも、アイデア次第でいろんな図柄を描くことができます。
本以外にもコーヒーショップのカードならカフェ風にしたり、
ショッピングに使えるカードならショッピングバッグにするのも楽しい。


それからこの季節に用意することの多い、お世話になった方への寄せ書き。
100均にもステキな寄せ書き用の台紙やアイテムがたくさんあるので、
市販のものに少し手を加えるだけで十分素敵な寄せ書きが完成します。
保育園などの行事でも、職業柄カード係を引き受けることが多く、何度か手作りもしました。
親しい先生なら似顔絵などを表紙にして、
決まったサイズに書いてきてもらったみんなのメッセージを集めてきれいに配置します。
先生に渡す当日に少し早めに集まって、その場で完成させる突貫工事ですが、
それも楽しい思い出。

 

未知の世界に少し緊張した子どもたちや、
新たな場所で生活をスタートさせる友人、知人。
相手がホッとできるようなひとときが、贈れますように。

 

【ランドセルカード・寄せ書きカードの型紙】
ダウンロードはこちら

*次回は4月2日(金)更新予定です。

Written by 杉浦さやか
杉浦 さやか

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。
独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』『おたのしみ歳時記』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『ニュー東京ホリデイ』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おやこデート』(白泉社)など著書多数。
Instagram @sayaka_sugiura 
Twitter @saa_aya

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