杉浦さやかのイラストだより プレゼントにつけるプチタグカード

杉浦さやかのイラストだより プレゼントにつけるプチタグカード


———————————————————————————————
自分で包んで手作りのカードを添えれば、
ちょっとしたプレゼントも特別なおくりものに早変わり。
イラストレーター杉浦さやかさんに教わる
かんたんカード作りとラッピングのアイデア。
———————————————————————————————

うちの小さな庭に咲く花で作ったブーケと、
リネンのマスクをセットにした友人へのギフト。
猫好きな人なので、ラッピングペーパーに(私のオリジナルグッズです)、
カードも猫で揃えてみました。
ちょっとしたプレゼントでも、相手の好みを考えながら
自分で包んで手作りのカードを添えれば、
特別なおくりものに早変わり。
カラフルなファッションがおしゃれなY子には、色を目一杯使って。
乙女趣味のMちゃんにはピンクのリボンを。
それはもう、時を忘れて没頭してしまいます。
私はラッピングとカード作りをするために、
プレゼントを贈るのかもしれません。

とはいえ、特別に凝ったことをするわけではなく、
渡す日の朝にささっとひと味添える程度の、簡単なことばかり。
お店のラッピングに少しだけ手を入れたり、
小さなカードを作ったり。
この連載では、そんな私のカード作りと、
ラッピングのアイデアを
少しずつおすそ分けしていこうと思っています。

杉浦さやか ラッピングペーパー/Loule


第一回は、プレゼントにつけるプチカード。
お店のラッピングまんまであげる時も、必ず添えるのが手作りのカード。
動物や花など相手の好きなモチーフにしたり、
コーヒーセットならカップ型など、
プレゼントとリンクしているものだったり。
簡単な形のモチーフに色画用紙を切って、
柄の紙や色紙などで貼り絵を制作。
穴を開けて紐を通し、プレゼントのリボンにタグのようにかけます。
裏側には一言メッセージを添えて。
パパッと5分10分ほどでできちゃうものが多く、
そんなものでもあるとなしでは大ちがい。
相手の顔を思い浮かべながらワクワクと手を動かし、
あっという間に気持ちをこめられてしまうのです。

なるべく形は単純にしたほうがかわいい。
絵が苦手な方はしりごみしてしまいそうだけど、
描きなれていない人のものの形のとらえ方は、
独特でとても味があるもの。
いくつかの絵柄の型紙を最後につけていますが、
慣れてきたら好きな絵をお手本にして、
ぜひオリジナルを作ってみてください。  
あなただけの世界でひとつのカードは、
プレゼントより主役になっちゃうかも?


【おうちカードの型紙】
ダウンロードはこちら


【その他のカードの型紙】
ダウンロードはこちら

 

*次回は2月5日(金)更新予定です。


Written by 杉浦さやか
杉浦 さやか

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。
独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』『おたのしみ歳時記』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『ニュー東京ホリデイ』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おやこデート』(白泉社)など著書多数。
Instagram @sayaka_sugiura 
Twitter @saa_aya

»この連載の記事を見る