子どもへのプレゼント

子どもへのプレゼント


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自分で包んで手作りのカードを添えれば、
ちょっとしたプレゼントも特別なおくりものに早変わり。
イラストレーター杉浦さやかさんに教わる
かんたんカード作りとラッピングのアイデア。
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一年を通して一番はりきるイベントが、娘の誕生日。
春のはじめのこの日に向けて、何日か前から準備をはじめます。
壁に娘を模したお姫様などを貼り絵で作り、
当日の早朝から飾り付けをします。
ガーランドや100均で買った風船を総動員して、飾りつけ。
プレゼントをテーブルにセットして、庭に出て花を切り、小さな花束を用意。
起きてきた娘は、今年の飾りを見て大よろこび。
夜は一緒にケーキを作ったり、近所のなかよし兄妹を招いてお祝いのうたげ。
こんなことを3歳から続けています。
気合が入りすぎる私に、夫は若干引き気味なくらい。

ここまでやるのは、私自身のしあわせな記憶があるから。
3人きょうだいの末っ子で、普段はよくも悪くも両親からかまわれていなかった私。
誕生日はそんな自分が注目を浴び、主役になれる一日だったのです。
両親、姉、兄からのプレゼントやカードが並び、
夕飯のテーブルには花が飾られ、自分の好物が勢ぞろい。
飾りつけまではなかったけど、
一年で一番特別な日だったことは間違いありません。
ひな祭りなんかは祝ったおぼえがないけれど、誕生日だけは大切にしてくれた母。
おかげで50になろうという今でも、大好きな日です。
それで自分も、全力でお祝いしなくては! とつい力が入ってしまうのです。

 


子供へのカードは、そのとき好きなモチーフを選んで作ると
よろこんでくれます。
冒頭の写真の今年の誕生日は、好きなまんがのキャラクターを描いたカード。
去年は風船と娘のカードにしました。
姉一家から託されたプレゼントには、ユニコーンのカードを代理で作って添えました。
男の子なら新幹線や車、恐竜など、夢中になっているもので作ってあげたい。


よく作るのが、じゃばら形のきせかえカード。
三つ折りにした紙に、贈る子をモデルにひと形を描き、
切って開いて同じ形が連なったカードを作ります。
その3つのひと形に、いろんな洋服を着せてあげて、表情をつけて。
楽しいカードのできあがり!
包装紙や役所関係の封筒(裏の柄がさまざまで使える)、ペーパーナプキン、
レースペーパーなど普段から捨てずにストックしておくと便利です。


いづれにせよ娘をはじめ、小さな子へのプレゼントはこちらも包み甲斐があります。
ワクワクしてほしくて、あれこれ仕掛けを考えるのが
とにかく楽しい。
自分が贈り物をもらって嬉しかった気持ちをおぼえているので、
包みをもらって開けるまでの時間を目一杯楽しませたい。
姉や兄、友人などまわりの大人たちも同じ気持ちのようで、
娘へのプレゼントをいつも楽しく演出してくれます。
少しでもしあわせな記憶として残ってくれたら、うれしいな。

 

【ちょうちょカード・風船カードの型紙】
ダウンロードはこちら

【好きなものカードの型紙】
ダウンロードはこちら

【きせかえカードの型紙】
ダウンロードはこちら

*次回は6月4日(金)更新予定です。

Written by 杉浦さやか
杉浦 さやか

杉浦さやか(すぎうら・さやか)/1971年生まれ。日本大学藝術学部美術学科卒。大学在学中の1993年よりフリーのイラストレーター。
独自のタッチと視点で描くイラストエッセイが人気を博し、街歩き、旅、映画、おしゃれなど様々なテーマで執筆。『週末ジャパンツアー』『上海を歩こう』『はじめてのハワイ』『おたのしみ歳時記』(小社)、『スクラップ帖のつくりかた』(KKベストセラーズ)、『ニュー東京ホリデイ』(祥伝社)、『うれしいおくりもの』(池田書店)、『おやこデート』(白泉社)など著書多数。
Instagram @sayaka_sugiura 
Twitter @saa_aya

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