“パン1枚“がご馳走に大変身! 簡単&美味しい「パンイチ」レシピとは?
いつもの食パン、あなたはどのように食べていますか?
ジャム、バター、あるいは少しだけ特別に、目玉焼きとチーズ&ハムを乗せて――? いえいえ、それではもったいない!
実は、たった1枚のパンが、ある時はフロランタン、ある時はバインミー、そして、ある時は“映え”間違いなしのスイーツに、簡単&美味しく大変身しちゃうんです。
いま、そんな「パンイチ(=パン1枚)」レシピを多数発信し、注目を集めているのは、インスタグラムで人気の“パンマニア”イラストレーター・もちこさん。
ここでは、もちこさんのレシピ集『パン1枚で毎日ごちそう! パンイチRECIPE』から、“栄養たっぷり”野菜が主役のパンイチ「ほうれん草のキッシュ」をご紹介! 実際に作りながら、ご紹介していきます♪
イラスト/もちこ
「ほうれん草のキッシュ」……え、キッシュ!?
今回トライする「パンイチ」は、パイ生地の代わりにパンを器にした(!)お手軽キッシュ。
あまった食パンでキッシュが作れるなんて、なんとアンビリーバブルなレシピ! しかも野菜が主役のレシピなので、栄養もバッチリです。
まずは、そんなアンビリーバブルな「パンイチ」レシピをご紹介しておきましょう。
△お手軽な材料でできちゃいます!
材料(1人分)
食パン(6枚切り以上)…1枚
ほうれん草(ゆで)…40g
A————————————
卵…1個
牛乳…大さじ1
塩…少々
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バター…5g
モッツァレラチーズ(細切り)…20g
松の実…適量
作り方
1. ボウルに(A)を入れて混ぜ、さらに1㎝幅に切ったほうれん草を加えて混ぜる。
2. パンの中央部をおしつぶして、くぼみを作る。くぼみにバターを塗り、(1)を注ぎ入れる。
3. アルミホイルでふんわり包み、トースターで10分焼く。アルミホイルを外してモッツァレラチーズをのせ、さらに2~3分焼く。
4. 焼き色がつくまでフライパンで焼いた松の実を(3)に散らす。
さっそく作っていきましょう~!
さっと茹でたほうれん草40gを1㎝幅に切り、卵、大さじ1の牛乳、塩少々とまぜまぜ。
非常にカンタンなレシピなので、料理らしい場面といえば、唯一、ここだけかもしれません(笑)!
△キッシュの中身をまぜまぜ♪
そして、取り出したパンイチ(※今回は、よりキッシュ感を出すため、厚みのある4枚切りを使用)の中央部を、スプーンの背を使って四角くおしつぶし、そこに、先ほどまぜまぜしたキッシュの中身を注ぎ入れます。
ちょっと寄ってみるとホラ、こんな感じ! かつて見たことのない食パンの姿に、静かに胸が高鳴ります――。
△見たことのない、食パンの姿!
もはや、食パンのレシピじゃない!
そんな愛おしいパンイチを、そっとアルミホイルで包みこみ、トースターで焼くこと10分。
モッツァレラチーズをパラパラと振りかけてから、さらに2〜3分ほど焼き、あらかじめフライパンで焦げ目をつけておいた松の実を散らせば、あっという間に「ほうれん草のキッシュ」のできあがりです!
△「ほうれん草のキッシュ」完成!
4枚切りの食パンを使用したこともありますが、想像以上にボリューミーで豪華な「パンイチ」の完成!
思わず、ナイフとフォークを使っていただいたのですが、ほうれん草とモッツァレラチーズ、そして卵のナイスなコンビネーションに加え、さりげないのに全体をしっかりまとめる松の実のアクセントも効いて……。
これ、もはや食パンのレシピの範疇ではありません。完全に、テーブルの主役となるご馳走なんです!
こんなに手軽にできるのに、この完成度&満足感たるや……。なんて、恐ろしい子(レシピ)……。
私はお昼にいただきましたが、週末のブランチにも間違いナシのメニューです!
『パン1枚で毎日ごちそう! パンイチRECIPE』では、ご紹介した野菜が主役のレシピのほかにも、アーモンドバターとバナナ、いちごサラダ、ずんだパンイチ、フロランタン風、抹茶フレンチトースト、黒ねりごまと豆腐のクリーム、卵とクレソン、チキンのバインミーなどなど――!
朝食、ランチ、夕食、おやつ、そしておつまみにもピッタリな「パンイチ」レシピが満載です。
切ってのせるだけ、混ぜてのせるだけの「5分以下でできる!」簡単レシピも多いので、まずは手軽な朝食用「パンイチ」から、作ってみてはいかがでしょう?
1枚のパンに詰まっている、無限の幸せと可能性を、ご賞味あれ――!
大好評発売中!
『パンイチRECIPE』
もちこ:著