朝食は「食べる美容液」! 朝ごはんで“美肌と健康”が手に入るワケ


あなたは、今朝、朝ごはんを食べましたか?
「忙しいしお腹も空かないから、朝食を摂る習慣がなくて」……。
そんなあなたのお肌と健康に、レッドカード!

「いつまでも若々しくいたい、綺麗な肌になりたいと思うのなら、もっとも大切なのは化粧品ではなく、インナーケア。なかでもポイントは“朝食”です」と語るのは、皮膚科医として診察をする傍ら、アンチエイジングの研究も行っている小林智子(こばとも)先生。

実際、朝食を摂ることで、体内時計がリセットされて体と自律神経のリズムが整い、体のみならず、メンタルの安定にもつながるのだとか。小林先生曰く、朝食はまさに「食べる美容液」!
そう、朝ごはん習慣で、肌は確実に変わるんです――。

ここでは、モデルや女優からの信頼も厚い小林先生の著書『皮膚科医が肌荒れしたら食べる おくすり朝ごはん』から、「お悩み別・おくすり朝ごはん」を、実際に作った感想を混じえつつ、ご紹介していきます!


イラスト/mame

肌がどんより、くすみがち……。透明感ある素肌を手に入れたい!

忙しくて、食事を摂るのもままならない毎日。
気が付けば、肌はどんよりとくすみ、メイクでも隠せない――。
そんなあなたへの処方せんは!?

「くすみの1番の原因である血行不良を改善するには、『血流が滞らないライフスタイル』を送ることが大事。キーワードは自律神経のバランスです。そのためには夕方以降に副交感神経を優位にさせるため、入眠の2時間前の入浴、パックしながらの読書など、リラックスタイムを持って。朝は起きてすぐに陽の光を浴びることで体内時計をリセットしましょう。できるだけ規則正しい生活を送ることもポイントですよ」と、小林先生。

とはいえ、すべてを急に習慣化するのは難しいですよね……。
そこでポイントとなるのは、やはり朝食! 小林先生は「朝食を毎日欠かさずに食べることで、体内時計のズレを調節して体を目覚めさせ、自律神経のバランスを整える働きがあります」と話します。


イラスト/mame

朝食「透明感スープ」で、くすみにサヨナラ!

夕方ふと鏡をのぞけば、疲れてくすみ切ったどす黒い顔色! ハイライトを叩き込んでも隠せない疲れとショックで、心までどんより……。
そんなあなたにおすすめしたい朝食は、体のめぐりUPで「くすみ」を払ってくれる、その名も「透明感スープ」!
さあ、さっそく作っていきましょう~♪

材料

A————————————
アーモンドミルク 100ml
かぼちゃ 50g
小松菜 1束(ひと口大に)
————————————–
コンソメ 小さじ1/2
メープルシロップ 小さじ1/2
ターメリック 少々
ガーリックバター 少々
塩・こしょう 適量

作り方

1. 耐熱皿にAを入れ水大さじ1を振ってふんわりラップし600wで2分チン!
2. ミキサーに1と塩こしょう以外の材料をすべて入れて、かけ、なめらかにし塩こしょうで味を調える
3. 刻んだアーモンド(あれば)を散らすとビタミンĒを補給できてさらにgood!


イラスト/てらいまき

朝はほとんど記憶がないほどで、ふだんは身支度以外、何もできない私……。
そんな私にも、「とにかく材料を入れてミキサーに入れるだけ!」のスープはありがたい(涙)。
くすみ撃退に欠かせないビタミンĒがたっぷりのアーモンドミルクとかぼちゃ、鉄分を含む小松菜に、抗酸化作用のあるターメリックパウダーで、インナーケアはバッチリ!
なにより優しくマイルドなお味でおいしく「これなら毎朝でもいけそう!」と、リピ決定です!

ちなみに、朝が少しでもラクになるよう、夜のうちに野菜を切ってジップロックに入れておいたのですが、たったこれだけで、完全に「ミキサーに入れるだけ」になるので、おススメですよ。
それから、耐熱皿の代わりにシリコンスチーマーを使えば、ラップする手間もなく、さらにラクチン~♪

『皮膚科医が肌荒れしたら食べる おくすり朝ごはん』には、ご紹介したようなカンタンで効果てきめんの朝ごはんレシピが、「カサカサ乾燥」「ニキビ」「毛穴」「テカリ」「紫外線トラブル」「ゆらぎ肌」「肌のザラつき」「むくみ」「シワ・たるみ」、それから「ヘアケア」「飲みすぎて失態」に至るまで(!)あらゆるお悩み別に、たっぷりと掲載されています。

オトナ女子の「肌不調」には「朝食」という“食べる美容液”!
そう、どんな貴族価格のスキンケアも、「食べて潤う」インナーケアにはかなわないんです(ここ、試験に出ます!)。
今こそ、もっともコスパのいい“食べる美容知識”を身につけて、美肌と健康を手に入れてみませんか――?

大好評発売中!
おくすり朝ごはん
小林 智子:著

◆小林 智子(こばやし・ともこ)
皮膚科専門医・医学博士。2010年日本医科大学医学部卒業後名古屋大学皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了。同志社大学アンチエイジングセンターにて糖化と肌についての研究を行う。また、食事と健康に関してレシピや情報などを医学的な立場から発信するブランド「ドクターレシピ」を監修。プライベートでは2児の母でありながら肌のコンプレックスで悩む女性たちに、美容に関する正しい知識を身につけて美しい肌を手に入れてもらうため、日々活動する。