【夏バテ予防!】おにぎりと味噌汁で酷暑を乗りきろう!


本格的な夏がはじまり、熱中症や夏バテで頭がぼーっとしがち。少しでも早く、自分のストレスや疲労をケアしてあげたいものの、忙しい毎日で特別なことはできない……。

そんな人に今すぐ取り入れて欲しいのが、なんと、“おにぎりと味噌汁だけ”の、シンプルな朝ごはん!

実は“おにぎりと味噌汁”を食べることで、健康、脳の活性化、ダイエットをはじめ、多くのメリットがあることが、科学的にも続々と判明しつつあるんです。
ここでは、『ほぼ10分で完成! 食べて健康になる朝食献立 おにぎりと味噌汁だけ』より、夏バテ予防におすすめであっという間に作れる朝ごはんを紹介します。

 

「疲労回復」&「胃腸をととのえる」レシピ!

この時期に作りたい夏バテ予防におすすめの朝食は「カリカリスパムチーズおにぎり」&「もずくとオクラの味噌汁」。炭水化物(ブドウ糖)をスパムに含まれるビタミンB1が体を動かすエネルギーに変え、冷たいものの食べ過ぎで不調になりやすい胃腸を、オクラの粘り成分がやさしく整えてくれます♪

カリカリスパムチーズおにぎり

〈材料(1人分)〉

ご飯…100 g
スパム(厚さ1cm)… 1枚
スライスチーズ(溶けないタイプ)…1枚
のり…適量

〈作り方〉

1. フライパンにスパムを入れて中火で熱し、両面に焼き色がつくまで焼く。
2. スパム缶の内側にラップを敷き、ご飯を詰めて成形する(または俵形に握る)。
3. ()に半分に折ったチーズ、()を順にのせてのりで巻く。

もずくとオクラの味噌汁

〈材料(1人分)〉

もずく… 50 g
だし汁… 150 ml
オクラ… 1本
味噌… 小さじ1

〈作り方〉

1. もずくはさっと洗って水けをきり、食べやすい長さに切る。オクラは塩少々(分量外)をまぶし、手でこすってうぶ毛を取り、5mm幅の輪切りにする。
2. 鍋にだし汁を入れて中火にかけ、沸いたらオクラを加える。ひと煮立ちしたら火を止めて味噌を溶き入れ、もずくを加える。

 

「消化吸収アップ」&「食欲増進」レシピ!

食欲がない朝におすすめなのは「ねぎチャーシューおにぎり」&「カレーレモン味噌汁」。レモンに含まれるクエン酸が消化吸収を促進し、カレー粉は交感神経を活発にするスパイスが豊富で食欲を刺激してくれます!

ねぎチャーシューおにぎり

〈材料(1人分)〉

ご飯…100 g
チャーシュー(市販)… 1枚
細ねぎ(小口切り)… 1本
マヨネーズ…小さじ1
塩… 少々

〈作り方〉

1. チャーシューは1cm四方に切る。
2. フライパンにマヨネーズを中火で熱し、()、細ねぎを加えてさっと炒め、塩をふって火を止める。
3. ()にご飯を加えて混ぜ、三角形に握る。

カレーレモン味噌汁

〈材料(1人分)〉

レモン(輪切り)… 1枚
カレー粉… 小さじ1/2
だし汁… 150 ml
味噌…小さじ2

〈作り方〉

1. レモンはいちょう切りにする。
2. 鍋にだし汁、カレー粉を入れて中火にかける。沸いたら火を止めて味噌を溶き入れ、()を加える。

 

『ほぼ10分で完成! 食べて健康になる朝食献立 おにぎりと味噌汁だけ』は、NHK『あさイチ』にも出演した「時間栄養学」の第一人者・柴田重信先生監修ということもあり、しっかりとした科学的エビデンスに基づいた、おいしくて健康になれる朝食献立が、なんと50日分も掲載されており、バリエーションは無限大!

「とにかくラク!」「あっという間に作れる!」「作り置きもOK!」。そんな画期的な朝ごはんで心を整え、免疫力もUP♪ “一石二鳥”の美味しい習慣を、明日の朝食からはじめてみませんか――?

写真/柿崎真子

\大好評発売中!/
おにぎりと味噌汁だけ
著:表 洋子
監修:柴田 重信

表 洋子(おもて ようこ)
料理家/受験食事マイスター/賢母の食卓主宰

医師である父から食の大切さの影響を受けて育つ。大学卒業後にフランスでの料理研修を経て帰国し、行政や企業で料理講師、食育講座を行う。2012年より名門幼稚園から最難関大学まで毎年多数の合格者を送り出している東京都内の大手進学塾で食育担当として働く。メニュー開発、生徒への料理教室、保護者への食育アドバイスなどを行い、のべ1万人の受験生を食事面からサポートする。その経験をもとに、2019年に受験生の親のための料理教室「賢母の食卓」を開講。現在は講座を行いながら、SNSやメディアを通して心身ともに健康になる食のメソッドを発信している。本書が初の著書になる。
Blog https://ameblo.jp/bienetre101010/
Instagram @omosalondecuisine

柴田 重信(しばたしげのぶ)
早稲田大学先進理工学部 電気・情報生命工学科 教授

1976年九州大学薬学部卒業。1981年同大大学院薬学研究科博士課程修了。2003年より現職。マウス、ヒトを研究対象として、体内時計と健康にかかわる分野の研究を行う「時間栄養学」の第一人者。著書に『時間栄養学入門』(講談社)など。