中山咲月フォトエッセイ 『無性愛』発売記念イベントを開催しました!


『仮面ライダー ゼロワン』で亡役を演じた俳優・中山咲月さんが、トランスジェンダーであり、「無性愛者」というセクシュアリティについて初めて告白する、超大型フォトエッセイ『無性愛』。
9月17日(金)に、都内書店にて『無性愛』発売記念取材会を行いました。写真集でも着用しているスーツ衣装で登場し、写真集の撮影秘話やセクシュアリティの公表に至った経緯などを語りました。
また、19日(日)は発売記念イベントも開催。同じく写真集で着用しているセーラー衣装を披露し、ファンとの交流を楽しみました。

『無性愛』

 

初のフォトエッセイのご感想をお聞かせください。

出来上がったフォトエッセイを見て、ファンの方から「届きました。素敵でした」というメッセージをいただいて、やっと自分はフォトエッセイを出したんだなと実感がわきました。

 

お気に入りの写真について教えて下さい。

実際のキネマ俱楽部で、今回の衣装ともう1パターンの衣装で撮影を行って、フォトエッセイなので必要ないかもしれませんが、役作りをして挑みました。一人ひとりキャラクターのようなものを作り上げています。このキャラクターは自由に生きているウェイターという設定です。自由気ままに生きているというのが、自分の中で少し憧れと言いますか、自分のなりたい姿になっているので、撮影も自由で楽しく行えました。

 

本日、917日で23歳を迎えました。どのような年にしていきたいですか?

ありがとうございます。フォトエッセイを通して中山咲月という存在を公表できたので、色々なお仕事をできたらと思います。具体的にこういうのがやりたいというのではなく、「トランスジェンダーである中山咲月」ではなく「ただ一人の人間」として認められるように頑張っていきたいと思っています。

最後に一言お願いします

フォトエッセイを出させて頂き、写真集という形ではありますが、まずは写真を見ないでほしいです。一回目はエッセイの部分を見て頂きたいからです。最後のページにいったら、またもう1ページ目から写真を楽しんでもらいたいです。自分と同じようなジェンダーに悩んでいる方にも勿論、そうでない方も自分の中にモヤモヤや悩んでいること・葛藤していることがあると思うので、是非読んで頂いて「こういう人間でも悩みを抱えているんだ。自分も少しでも頑張ろう」と思って頂けたら嬉しいです。

 

BOOKOUTでは発売前にもインタビューを行いました。そちらもぜひお楽しみください。
インタビュー前編はこちら
インタビュー後編はこちら

【写真集情報】

中山咲月『無性愛』
発売日:2021年9月17日(金)
撮 影:高野 友也
価 格:3,080円(税込)
仕 様:A4判・並製・144ページ

中山 咲月(なかやま・さつき)

1998年9月17日生まれ、東京都出身。モデル・俳優。
13歳でモデルデビュー、雑誌や広告で活躍。俳優として初出演した「中学聖日記」のジェンダーレスな役が話題に。2020年には「仮面ライダー ゼロワン」亡役に抜擢。2021年、日本の結婚観に一石を投じたオンライン演劇『スーパーフラットライフ』に出演し話題に。