【占星術研究家・芳垣宗久×サツキメイ】 占星術で読み解く、今“激動の時代”のテーマ(前編)

【占星術研究家・芳垣宗久×サツキメイ】 占星術で読み解く、今“激動の時代”のテーマ(前編)


今、占星術的な時代のテーマとは?

――今、「風の時代」などと言われていますけれども、昨年の12月に水瓶座が土星に入り、コロナ禍があり……。この激動の時代について、お二人はどのようにお考えでいらっしゃいますか?

芳垣さん:占星術的に言いますと、木星と土星は20年に一度重なるんですが、これが2020年に水瓶座で起こったんです。この重なりが、時代の大きなフレームの変化を意味するのですが、20年のスパンということもあり、当然、国家の体制も個人のライフスタイルも大きく変わります。また、その移行期間というのは、もちろん様々なことが起こるわけです。今回は、この変化が水瓶座で起きた、ということにまず意味があるんですね。

――20年に一度! それは大きな変革期と捉えていいのでしょうか?

芳垣さん:はい。もちろん水瓶座土星・木星時期ではあるのですが、それよりも「20年に一度」という配置の影響が大きい。なので、水瓶座に対する理解をこの機会に深めておくというのは大変に有意義だと思います。
占星術では一般的に、「水瓶座の特徴」というと、エキセントリックだったり変わっていたり、あるいは天才などと言われるのですが、この解釈は少し違っているのでは? と、サツキさんとも話しておりまして。ちょっとデフォルメされすぎている気がするんです。

サツキさん:それはありますね。水瓶座って、変わっている・奇抜というよりは、とても理性があるという印象。つまり、「進歩的」というのが、私のイメージなんです。だからこそ、他者との違いを尊重し、適度な距離感を持って繋がるスタンスをキープする。「人は人、自分は自分」と割り切れる大人度があると感じています。

芳垣さん:そうなんです。「お互い個性的なんだから横並びで生きていこうよ」っていうところはあると思いますね。だからこそ、ときには孤立している人に見られることもありますよね。人間関係は大切にしても、和して同ぜず的なところがある。


(イメージ:写真AC)


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