2021年は音声配信メディアの当たり年!配信歴6年の私が思う「配信とは○○だ!」

2021年は音声配信メディアの当たり年!配信歴6年の私が思う「配信とは○○だ!」


ゆとりフリーターの「ぬるい哲学」みんな違って、みんな草


「みんな違って、みんないい」の精神で育てられ、
経験至上主義な大人、自由すぎる価値観を持った年下、
年が近いはずなのに分かり合えない同年代に囲まれても
「ふっ(笑)」とあしらうだけのぬるい地獄に浸ってます。

そんな環境でも日々を生き抜くため模索中の
「ゆとりフリーター」が綴る、ぬるい哲学と
想像以上にしんどい!人間図鑑


どうもゆとりフリーターです。
いやー年末ですね。皆さんは今年、どんな一年でしたか?

私は、フリーターとして働く傍ら行っている音声配信の番組『ゆとりは笑ってバズりたい』が、「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」にてベストパーソナリティ賞にノミネートいただいたこともあり、より色々な方に聞いてもらえるようになった一年だなと思っています。
そして同時に、音声配信史の観点から今年を振り返ってみても、「音声配信」というジャンル自体の飛躍の年であったとも思います。

音声配信がここまで流行した理由として、まず視聴する側からは自粛生活により多くのSNSコンテンツと触れる機会が増えたことや、「クラブハウス」「Twitterのスペース機能」など限られた人にだけ発信される秘匿性のある配信に対するわくわく感、人と話すことが減ったことで誰かの声を聴きたい・存在を感じたいという欲が高まった結果、流行につながったのではないかと思っています。
実際に「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」でノミネートされた人気のコンテンツからみても、配信者の日常を覗き見れるトークを楽しみに視聴している方は多いのではないしょうか。
また、配信者側からすると「誰でも」「顔出し無し」で発信ができる気軽さも魅力の一つ。(私もそんな感じで、ノリと勢いで始めたし)。たしかに、流行るのも分かります。

しかしこれはどんな媒体でも言えることですが、手軽さ・匿名性の高さが良い方向にいくときもあれば悪い方向にいくこともあります。
そこで、音声配信がこのようにもてはやされる少し前から音声配信をしてきていた者の一人として、音声配信の魅力とそれに伴う危うさについて伝えられることがあるのではないか……。

はい! ということで今回のぬるい哲学では音声配信6年目のゆとりフリーターが「不特定多数に自分の声を聴かれる」とはどういうことか について勝手な使命感を抱きながら哲学していきます。

 

「想い」は意外と届かないし、意外と届く

まずはじめに、実際にあったエピソードから音声配信の本質についてぬるく哲学していきたいと思います。

ある日、私の番組宛てにお悩み相談メールが届きました。内容をかんたんに言うと、相談者は私と同じ配信者の方で「あれやこれや他にもやりたいことがある中でどうやってたくさん投稿していけば良いですか?」というような内容でした。
たしかに、投稿を義務に感じてしまう気持ちを理解できなくはないのですが、その当時の私は「他にやりたいことあるならそっちやってればいいのに」と跳ねのけたい気持ちになっていました。おそらく、同業者へのライバル視もあったと思います。

うーんこのお便りを取り上げるかどうか悩むなぁ……。と結局1~2週間ほど考え抜き、私の方針である「傷つけないように」「でも言いたいことは言う」を大事にしながら配信をしました。
基本的に、配信したあとの反響は無いことがほとんどなので、相談者から反応が無いことを気にしてはいませんでした。ただ、やはり心のどこかで「あの人はあの回答を聴いてどのように感じたのだろう」と少し気がかりにもなっていました。

そして、そんな気がかりも薄れかけていた一か月後、
ライブ配信中に投稿者とおぼしきアカウントから「えっ(自分のお便りが読まれた回)配信してたんですか?」と、コメントが送られてきたのです。

あ、なんだ、聞いてないのね?!

拍子抜けしました。
でもよく考えてみたら、1~2週間も返事がなかったのなら、自分のお便りは取り上げられなかったと思うのも分かります。
私自身が「お悩み相談を送ったなら当然聞いているはず」と無意識に期待していたことに気がつきました。

この時はこういった体験が初めてで強く印象に残っていますが、配信を6年も続けていると、実際には意外と多いことがわかってきました。
お悩み相談のお便りって、悩みを打ち込んだ時点で自分の中で整理されて、いざ送信したらもうその時にはすっきりしちゃっているということはよくあるみたいなんですよね。
こちらが「今まさに窮地に立たされているであろう投稿者を早く救わなくては」という覚悟をいくらしたところで「まさか読んでもらえるとは!」「実は今はもう悩んでません! ありがとうございました!」のようなリアクションが返ってくることはあります(笑)。
いやね、解決されてるなら良いのよ。それが一番……。

こうした、こちらが悩みながらも配信した「想い」が意外と届かないこともあれば、逆に何気なく発信したことがしっかり届いているということも多くあるのが「不特定多数に聴かれる」ことの特徴でもあります。

届いている例で言えば、今年の1月に「平井の本棚」という古本屋さんにお声がけいただき店内限定ラジオを制作させていただいたのですが、人脈ゼロの私が一体どんなご縁でお声がけいただけたのかというと、そう、担当者の方が番組を視聴していたことがきっかけなんです。

「番組内で“新規のリスナーが増えてプレッシャーだと”落ち込んでらっしゃったので……私も最近聴き始めたリスナーとして何かできることがないかと思い、企画にお誘いしてみました」と、言ってくださいました。
実はその音声は、一般で公開していたものではなく、お便り送信完了後の画面からのみアクセスできる特典の「隠しラジオ」での内容でした。この奥地にたどり着いてしまったがゆえにますます当事者意識が芽生えてしまったそうです(笑)。

当の本人である私はナイーブな一面を聴かれていたことが恥ずかしくもあり記憶に蓋をしたいところだったのですが、意外なところで深く聞いてくれている人がいるのだなと知りました。

……とここまで、私の実体験をもとに音声配信者の苦悩をお伝えしてきましたが、以上を踏まえて本題である「不特定多数に自分の声を聴かれる」とはどういうことか考えていきます。

1 2
Written by yutori_freeter
ゆとりフリーター

1995年生まれの高卒フリーター、音声配信者。21歳の頃、実家の押し入れから音声配信活動を開始。
配信中の番組『ゆとりは笑ってバズりたい』ではバズるにはどうしたら良いか試行錯誤している。現在の番組フォロワー数は3万人。
JAPAN PODCAST AWARDS 2020 ベストパーソナリティ賞ノミネート。
Radiotalk番組『ゆとりは笑ってバズりたい』:https://radiotalk.jp/program/1877
Twitter:@yutori_radio_ 
Instagram:@yutori_radio_

»この連載の記事を見る