「次コレ出してほしいなぁ~」ガチャガチャ売り場でお客さんに囁かれたらどうする?

「次コレ出してほしいなぁ~」ガチャガチャ売り場でお客さんに囁かれたらどうする?


ゆとりフリーターの「ぬるい哲学」みんな違って、みんな草


「みんな違って、みんないい」の精神で育てられ、
経験至上主義な大人、自由すぎる価値観を持った年下、
年が近いはずなのに分かり合えない同年代に囲まれても
「ふっ(笑)」とあしらうだけのぬるい地獄に浸ってます。

そんな環境でも日々を生き抜くため模索中の
「ゆとりフリーター」が綴る、ぬるい哲学と
想像以上にしんどい!人間図鑑


どうもゆとりフリーターです。
突然ですが、接客業の経験がある皆さん、
お客さんにあわよくば要求をされたことはありませんか?

身近な例をあげると「ゲームセンターのUFOキャッチャーでどうしても取れない時に、店員さんに商品の位置を直してもらうこと」は実際に見たことがある人も多いのではないでしょうか。

店員側としては「よくあること」「マニュアルにもあるので問題なし」と割り切られているのかもしれません。(※ゲームセンターで働いたことのある方教えてください)
もちろん接客の範囲内で済む程度のことがほとんどですが、中には「それってちょっとずるくない……?」と戸惑ってしまうお願いもあるのです……。

最近、カプセルトイを取り扱う(通称:ガチャガチャスタッフ)バイトを始めた私はまさにその複雑な心理戦をお客さんと繰り広げることになりました。

はい、ということで今回はお客さんからの「あわよくば要求」をされた店員の気持ちをぬるく哲学してきます。

 

「私、これが欲しいんだよね~」と店員にささやく客

ガチャガチャでは、よく筐体(きょうたい)が詰まってしまい、うまく商品が出てこない時がある。

この対応をすることが、ガチャ接客の7割を占めると言っても過言ではないほど「よくあること」なのだが(ご迷惑おかけしすみません!)、ある時、これまでのバイト先ではなかった“全く初めての経験”があった。

筐体のつまりを直す際、商品の入ったバケツを一旦取り出し、中の詰まりを点検する一連の動作がある。
まるで大鍋をかき回す魔女の気分で、ガラゴロと中をかき混ぜ、異常がないか確認していた時、あらわになったバケツを後ろから見下ろしたお客様に

「店員さん、次、これ出してほしいな…」とささやかれたのだ。

!?

いや….まぁ…

できるけど……!?(※ダメです)

作為的にやることは可能。しかしそれはお店のルール、いやガチャガチャという概念への禁忌を冒すことになる。
ただ「モノ」がほしいならフリマアプリで探せよ……ここではみんな「回す楽しみ」を買っているんだ!!

……と、店員としてのプライド・ルールをとるか、
目の前のお客さんの期待に応えるか……

 

ガチャバイト歴6ヶ月・ゆとりフリーターの決断

お客さんにこういった「あわよくば要求」をされた時、その瞬間は一瞬でも私の脳内では様々な葛藤が起きている。

「店員さん、次、これ出してほしいな…」
「店員さん、次、これ出してほしいな…」
「店員さん、次、これ出してほしいな…」

店員ノココロ

ガチャガチャは何が出てくるか分からないワクワク体験を買ってもらうものだ。

人間ノココロ

でも、このお客さんはガチャのこの商品が欲しくてずっと回してるみたい……

店員ノココロ

いや、一人でもそれを許してしまえば、全員に毎回そのように対応しなくてはいけなくなってしまう。「この間はやってくれたのに!」と言われるぞ!

人間ノココロ

今、他のスタッフも近くにいないしここだけの話にすれば別に…

店員ノココロ

ダメだ、お断りするのだ!

人間ノココロ

目の前にいる人を裏切れないよ!!

その脳内死闘の末、私が出した決断はというと……
「すみません〜ガチャはそういうこと出来ないので〜」と苦笑いを浮かべつつ、先ほど言われたガチャを瞬時に次出るようにセットすることだった……

すまない私の店員ノココロ!!


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Written by ゆとりフリーター
ゆとりフリーター

1995年生まれの高卒フリーター、音声配信者。21歳の頃、実家の押し入れから音声配信活動を開始。
配信中の番組『ゆとりは笑ってバズりたい』ではバズるにはどうしたら良いか試行錯誤している。現在の番組フォロワー数は3万人。
JAPAN PODCAST AWARDS 2020 ベストパーソナリティ賞ノミネート。
Radiotalk番組『ゆとりは笑ってバズりたい』:https://radiotalk.jp/program/1877
Twitter:@yutori_radio_ 
Instagram:@yutori_radio_

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