「騎士竜戦隊リュウソウジャー」リュウソウブラック／バンバ役として広く知られるのみならず、YouTubeチャンネル「タツ兄のブンブンマン振りＬＩＦＥ！」も、登録者数14万人超え（！）の話題に――。
今やYouTuberという“二つ”の顔を持つことでも注目される俳優・岸田タツヤさんが、待望の初フォトエッセイ『岸田タツヤと変な人たち』を出版されました！

あの“東海オンエア”てつや氏が推薦文を寄せ、なんと「10年来の親友」だという俳優・本郷奏多さんも登場する豪華本作について、岸田さんにお話をうかがいます。

撮影／BOOKOUT編集部

 

「特殊能力」を遺憾なく発揮した一冊！？

――ついに、初のフォトエッセイの完成ですね！

岸田：自分の名前が本になって、本屋さんに並ぶっていうのは、なかなか経験できることではないので、とても幸せに思っております。1人でも多くの方に届けばいいなと思っています！

――「10年来の親友」である俳優の本郷奏多さんもご出演されています。

岸田：はい。僕の本なのに本郷奏多さんしか写ってないページもあるんで（笑）完全に友情出演ですね。10年来の親友ということで、かなり撮影とインタビューに時間をとらせてもらったので、そちらもぜひお楽しみいただければと思います。

 ――推薦文は“東海オンエア”てつやさんが寄せていらっしゃいますね。

岸田：本当に有難いです。タイトルにも関係するんですけど、僕の特殊能力ってなんだろう？　と思ったときに、人に出会う運、人とのつながりに恵まれた“運”だと思っていて、そこを遺憾なく発揮させていただきました。
あの忙しい、あのふざけたてつやが、スタッフさんにわざわざ、他の帯の推薦文の例をチェックして、「あ、こんなこと書いているんだ」と考えながら書いてくれたそうなんです。もっとふざけると思っていたんですけど……（笑）。

撮影／小暮和音

――ちなみに、てつやさんの反応はいかがでしたか？

岸田：本は送ったのですが、彼は届いた荷物を玄関にパンパンに山積みにするクセがあるので、埋もれていなければ見てくれているはずです（笑）。
撮影中から本のことは色々と話していて、「こんな感じにしたいんだ」とイメージは伝えていました。てつやの家でも今回撮影させてもらいました。完全オフの時のてつやの家にカメラマンと2人で乗りこんで、日常を撮らせてもらいました。オフショットも載っています。

 

「結婚」は30代のうちにしたい――！？

――岸田さんと言えば、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のリュウソウブラック役としてのイメージが強いと思いますが、本書でもブラックらしいハンサムな写真が多く見られますよね。そこで、岸田さんのお気に入りの１枚はどれでしょう？

岸田：黒のダブルのスーツのカットですね。僕も30歳になりましたし、少し大人びた格好でもいいのかなと。戦隊の色もブラックですし、黒が着たいなってイメージは最初からあったんですけど、スタイリストさんが、アルマーニの、ダブルの、ベルベットのスーツをご準備くださって！　それがお気に入りですね。あと、アクセサリー！！　真珠のリングや、金のブレスレットなど、かなり高級なものを身につけて撮影したので、傷つけないようにドキドキしていました（笑）。

撮影／SHIN ISHIKAWA

――今、お話にも出ましたが、ちょうど、３０歳のお誕生日を迎えられました。さて、どんな歳にしていきたいですか？

岸田：節目ですね。自分としては「30代の俳優ですって言えること」は、俳優として楽しみなところがあるんです。実は色んな先輩方から「岸田は年をとってからの方が俳優として芽が出るんじゃないか」と言われておりまして。俳優って、演じる役によってはシワが少なすぎても物足りないときもあるので、自分は楽しみですね。あとは30代のうちに結婚したいなっていうくらいですかね。

――では、30代はどんな役柄を演じてみたいですか？

岸田：僕は悪い役・ヒール役が好きなのでやってみたいです。見た目的にも、そんなに新しい顔じゃないっていうか、ちょっと昭和顔なので、それを生かしてヒール役をやりたいなと思います。戦隊のイメージとは違うかもしれないですけど、チャレンジしたいですね。

――あらためて、今回のフォトブックの読者へ向けて、メッセージをお願いします！

岸田：岸田タツヤが本を出すなんて、本当にびっくりなんですけど、自分がやってきたYouTubeでの表現にしても、俳優の仕事にしても、本当に周りの人の支えがあったからだと思います。必要な時に、絶妙なタイミングで助け舟が現れる、それが僕の人生のキーポイントだと思うので、その出会いをこの本の中に沢山詰めています。
この本を通じて、読んでくださった方が、何か一歩を踏み出すきっかけになるといいなと思います。

 

表から読むと俳優バージョン、裏から読むとYouTuberバージョンとなる、一風変わった両A面仕様の『岸田タツヤと変な人たち』――。そんな本作について、岸田さんは「今は俳優にしてもYouTubeにしても、世の中的に1つのコンテンツに絞られず、色んなことに手をつけながら、自分にあう場所で表現をしていく時代」「本を出すなら両A面という仕様にして、表から読むと俳優のフォトエッセイ、裏から読むとYouTuberとしてのフォトエッセイという形式があっているのかな」と、あくまで“自分らしいスタイル”での出版になったと話します。

俳優を休業してゴルファーを目指し、東海オンエアの魅力に取り憑かれて愛知県岡崎市に住みYouTubeをスタートさせた、多彩な魅力を持つ岸田さんならではの本作は、ファンならずとも見逃せない一冊に。岸田タツヤさんのますますの活躍から、目が離せません！！

文／国実マヤコ

＼大好評発売中！／
『岸田タツヤと変な人たち』
著：岸田タツヤ