【75万人が視聴!】ラジオクリエイター・ゆとりフリーターさんにインタビュー


75万人の、全リスナー必聴&必読! このたび、WANIBOOKOUTの人気連載「ゆとりフリーターの『ぬるい哲学』みんな違って、みんな草」が、満を持しての書籍化となります。

いま、大注目のラジオクリエイター・ゆとりフリーターさんは、なにかと息苦しい人間関係に悩まされがちな、いわゆる「ゆとり世代女子」。
ゆとり世代ならではの“しんどい”人間との付き合い方を描いたゆとりフリーターさんのイラストエッセイは、伝説の天才コラムニスト・ナンシー関を彷彿とさせる、鋭い人間観察力とオリジナルの視点、そして笑いが同居する秀逸さ!!

ということで、待望の初エッセイ『平成初期生まれは人間関係がしんどい』を上梓されたばかりの、ゆとりフリーターさんにインタビュー。その素顔に迫ります♪

 

音声配信の“極意”は「素直でいること」

――このたびは『平成初期生まれは人間関係がしんどい』ご出版おめでとうございます! WANIBOOKOUTでの人気連載・待望の書籍化となりますが、連載中、もっとも反響の大きかった “しんどい”人は、誰でしたか? また、キャラクター化にあたってのこだわりなども、ぜひ、一緒にお聞かせください。

ありがとうございます。もっとも反響があったのは「休日に用もなくバイト先に顔出しにくるヤツ」こと、クロブチという人物ですね。彼の場合、休日に用もなく来るだけでなく、バイト先でとんでもない事件を引き起こしているため、なかなか遭遇しないレアキャラであると私は思っていたのですが、反響の大きさを見る限り「休日に用もなく顔出しに来るヤツ」が多くの読者に思い当たる人がいたからなのでは……と思っています(笑)。

キャラクター化に当たってのこだわりは、イラストだけでなくバトルカード風にまとめたことですね。各キャラのしんどいレベルや技名、ダメージ数などを設定し、日常生活というフィールドの中でいかにゲーム感覚で捉え直すことができるか、と考えることがとても楽しかったです。

 

――“マウントフリーター”クロブチは、たしかにパンチがあるキャラですね(笑)。さて、ゆとりフリーターさんは、ジャパンポッドキャストアワードで、ベストパーソナリティ賞にノミネートされるほどの大人気「音声配信」者。スマホから簡単にトーク配信できるアプリ「Radiotalk」を使って『ゆとりは笑ってバズりたい』を配信されてきたわけですが、そもそも「音声配信をしてみよう」と思われたきっかけは?

きっかけは21歳のころ、友達と相席居酒屋に行っていたのですが(笑)、男性とのマッチング待ちのような待機の時間は友達と二人で先に飲んでいられるんですよね。その時に、友達と二人で音声のライブ配信をやったんです。匿名の誰かがコメントで話しかけてくれて、こっちもそれに対して話しかけて……というのが妙にすごく楽しくて、そのあとも色んな人と相席したはずなんですが、結局その帰り道は友達と「今日は配信が一番楽しかったね」って言い合ってました。

私はその日の夜に他の音声配信アプリを探して始めました。バイト中にも今夜の配信ではどんな話をしようか……と胸を躍らせる毎日に変化し、こんなに楽しいものがあるのかと衝撃でした。ちなみに、その日を境に相席居酒屋には行っていません(笑)。

 

――相席居酒屋で、まさかの「配信」という収穫が(笑)。では、いま新たに音声配信をスタートさせたいと思っている人へ、アドバイスをするとしたら? その“極意”についてお話いただければと思います。

収録中は基本「素直でいること」ですかね。音声は、動画などの映像のものよりも、リスナーに嘘がバレる媒体であるとよく聞きますし実際に私もそう感じています。実際の社会生活の中なら心の中でなにくそと思っていても笑顔で接さなければいけない場面は多数あると思いますが、音声配信ならその時なぜなにくそをいう感情を抱いたのか、事細かに表現することで共感を得られることもあるかもしれません。

ただ、本書籍の各話の結論部分(ぬるい哲学)でもたびたび感じていることなのですが、「自分こそが正しいとは思わない」ことは念頭に置いておくことも、インターネットの海に飛び込む以上は特に大事だと思っています。


(イメージ:写真AC)

 

新拠点で、いよいよ「2ndシーズン」がスタート!

――いま、音声から活字媒体へとその軸足を拡げるのみならず、クリエイターとして多岐にわたる(イラスト制作、町おこしetc.)活動をされていらっしゃいますね。ゆとりフリーターさんの今後の展望について、お聞かせいただけますでしょうか?

今後は、これまでの活動に加え、ある場所に拠点を構え活動をしていく予定です。今まで匿名のファンタジー的な存在でやってきましたが、出版を機にゆとりフリーター1stシーズンの終了&2ndシーズンのスタートであると感じており、これからは今までにしたことがなかった地域性のある話題を取り上げたり、その拠点で一体何をしていくのか……リアルタイムに発信していけたらと思っています。まだまだ未熟ですが、最終的には活動を通して、クリエイターや頑張っている人の力になれる存在になることを目指しています。

 

――ゆとりさんの2ndシーズン、楽しみです! ところで、今回の出版を記念して4/8(土)にトークイベントが開かれます。リスナー&読者との「交流」もできるとのことですが、どんなイベントにしたいとお考えでしょうか? また、最後にファンのみなさまへ、メッセージをお願いします。

初のトークイベントを開催させていただけるということもあり、先ほどの回答にもあったように、ゆとりフリーターの始まりの終わりになる節目のイベントになったら良いなと考えています。イベント内容は昔から知るゆとバズリスナー(通称ゆっ友)に本の内容にまつわるインタビューをしてもらったり、同じく配信者でゆとりフリーターとは対極の限界会社員の方と「しんどい人間関係」について対談したりする予定です。サイン会もありますので短い時間ではありますが一人ひとりの方と交流できたらと考えています。ただひたすらに楽しみです!

ファンへのメッセージ

いつも「ゆとりは笑ってバズりたい」を聴いてくださり、そして「ゆとりフリーター」を応援してくださりありがとうございます。
今回の出版のきっかけにもなったWANIBOOKOUTでのコラム連載は、当番組をきっかけに知ってくださったワニブックスの中の方からお声掛けいただき始まったもので、その番組が届いたのもいつも聞いてくださっている皆さんがいたからです。これで、皆さんが音を出せない環境では文字の世界でも会えるようになりました。
ぜひご感想はゆとバズお便りフォームへ!
https://form.run/@yutobuzz

 

出版記念イベントについて

日時:2023年4月8日(土)15時〜(トークショー 約90分・サイン会 約30分予定)
会場:Radiotalk株式会社 東京都港区南麻布3丁目20番1号Daiwa麻布テラス4F
参加費:1500円(税込)
イベントへの参加方法&詳細は下記URLからご確認ください。
 https://radiotalk-yutori-party230408.peatix.com/

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平成初期生まれは人間関係がしんどい
著:ゆとりフリーター

ゆとりフリーター

1995年生まれ。高校卒業後、飲食や販売など接客業を中心に、住み込み農家からスポーツクラブ、バーテンダー、トイレ掃除などアルバイトを転々とした経歴を持つ。2016年、実家の押し入れから音声配信活動を開始。現在は、音声配信・制作を中心にイラスト制作、コラム執筆など、ポッドキャストに留まらないゆとり”クリエイター”として活動中。JAPAN PODCAST AWARDS 2020ベストパーソナリティ賞ノミネート。本著が初の書籍となる。
Radiotalk番組『ゆとりは笑ってバズりたい』
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