【王様のブランチで紹介!】『島にゃんこ』の猫写真家simabossneko&ぺにゃんこインタビュー「猫に近いからこそ見える姿をとらえる」


TBS『王様のブランチ』のBOOKコーナーで、2023年2月22日(猫の日)に発売される写真集『島にゃんこ』が紹介されました!
著者は、SNSフォロワー合わせて90万人超という、いま大人気の猫写真家夫妻simabossnekoさんとぺにゃんこさん。

日本の島々を巡りながら、たくましくも可愛い島猫たちの姿を撮り続けていらっしゃる、ともにカメラマンのご夫婦です。待望の新刊『島にゃんこ』には、そんなお二人が7年の歳月を費やして撮り続けてきた可愛い猫たちの姿がたっぷり収録されています。

ここでは、写真集『島にゃんこ』発売を記念して、simabossnekoさんとぺにゃんこさんのお二人にお話を伺っていきます。貴重なお二人の素顔に迫るインタビューですので、お見逃しなく♪

 

島の人々の「優しさ」に触れながら……。

――『島にゃんこ』ご出版おめでとうございます! 3冊目となる今回の写真集では、これまで「協力」だったぺにゃんこさんが、晴れて著者として加わりました。

simabossneko:ありがとうございます。いつもふたりで撮影しており、常々一緒に出版出来たら良いなと話しておりましたが、この度3冊目となる写真集に共著として出版出来る機会をいただいて、とても嬉しく思っております。

――お二人とも写真家でいらっしゃいますが、ご夫婦で活動していくなかで、お互いどのような印象をお持ちですか? simabossnekoさん、ぺにゃんこさん、お二人それぞれからコメントを頂戴できたらと思います。

simabossneko:ぺにゃんこは基本望遠カメラで撮影しており、やわらかい雰囲気の写真を好んで撮影します。視点が違う為いつも刺激を受けております。

ぺにゃんこ:simabossnekoは「ここぞ」という瞬間をすかさず撮るので、いつもさすがだなと思っています。私は猫に気を取られて見逃しがちです(笑)。また、撮影した写真は数十万と膨大なのですが、彼はひとつひとつ写真に向き合い、真摯で丁寧ですので、その姿勢には学ばされることが多いです。

――それぞれ刺激を受けつつ、とても良い関係でお仕事をされているんですね! さて、お二人は多くの離島を巡っていらっしゃいますが、島の方々とのエピソードや、島を巡るうえで気をつけていること、心がけていることがあれば、お話しいただければと思います。

simabossneko:ふとした時に島の方の優しさに触れることも多いですね。朝は日の出前にご飯を軽く食べてから撮影を始めるのですが、島のおばあちゃんがときどき、撮影後に2回目の朝ご飯をつくってくれています。長い撮影で疲れて来た時、絶妙のタイミングでごはんのお誘いや、飲み物をくださったりすることがあり、本当にありがたいです。時折、猫たちにご飯をあげる時間と重なることもあるのですが、私たちや猫たちを見つめる眼差しはとても優しいです。

また、島を巡る上で気をつけていることは、「あいさつ」「猫たちを撮影しても良いかをお伺いする」「ゴミを捨てない(持ち帰る)」「許可が無い場合はエサをあげない(島の方に渡す)」「車が来るところで撮影しない」などを心がけております。

 

ズバリ“島に住む猫”の魅力とは――?

――――ズバリ、お二人にとって“島に住む猫”の魅力とは何だと思われますか?

simabossneko:人懐っこさと、穏やかな島の中でのんびり暮らす姿が魅力的です。

ぺにゃんこ:郷愁を想起させる島の景色の中で、猫たちが自由気ままに過ごしているところが魅力です。

simabossneko:漁港や街並み、植えられた花々も島民の皆様が作り上げた島の光景です。猫たちもその中でのびのび暮らしています。私たちがこのような活動ができているのも、ひとえに島の方の猫たちへの毎日の愛情あってのことです。愛情をいっぱいに受けているからこそ、私たちの写真の猫たちは表情豊かで優しいお顔になっているのかなと思います。

――素敵なお写真の背景にあるのは、島民の方の猫たちへの愛情ということですね。今回の新刊の中で、お二人のお気に入りのお写真(あるいは思い入れのあるお写真)を、それぞれお教えいただけますか?

simabossnekoさんのお気に入りの1枚は、コチラ!


△大きくてトサカが立派なニワトリさん。もしかすると頭が赤い猫だと思っているのかも(笑)

「私たちがよく訪れるある島では、島の人が飼っているヤギやニワトリと仲良しの猫たちの姿を見られます」とsimabossnekoさん。猫とニワトリが一緒に並んで、玄関前で出待ちしていることもあるのだとか!

ぺにゃんこさんのお気に入りの1枚は、コチラ!


△茶白先生の青空教室。先生と3匹の生徒たちの視線の先には何があるのでしょう?

――さて、1年3か月ぶりとなる写真集がいよいよ発売となります。今回の制作にあたり、もっともこだわった点についてお話しいただけますか? ぜひ、読者のみなさんへのメッセージとあわせてお願いします! 

simabossneko:島での撮影には1年間のうち4か月位、時間をかけています。よく訪れるある島では、私たちも時々ごはんをあげたり、ブラッシングやワクチン接種の手伝いなど、猫たちのお世話もさせていただいていますが、猫たちと近いからこそ見える姿があります。時間をかけて撮影した島猫たちの愛らしい表情や仕草にほっこりとしていただければ嬉しく思います。

 

美しい島の自然のなかで、キスをしたり、寄り添ったり、遊んだりと、イチャつく猫たち姿に癒される写真集『島にゃんこ』。写真集の売り上げの一部は、島に住む猫たちの支援のために使われるのだそう!
可愛い姿に癒されて、癒してくれた猫たちの支援にもなる――。そんな素敵な写真集を、ぜひ、猫の日に手にとってみてくださいね。

島にゃんこ
著:simabossneko、ぺにゃんこ

simabossneko(しまぼすねこ)、ぺにゃんこ

夫婦で旅好き・猫好きで、旅先のとある島で出会った猫たちに魅了され、島に通うようになる。猫たちとのふれあいを重ねていくうちに、たくましくも可愛い姿をカメラに収めたいと思い撮影を始めた。折を見ては撮影に行く日々。これまでに行った島の数は30を超える。またInstagram、Twitter にて、全国の島で撮影した猫たちを投稿している他、写真展の開催や、テレビ・雑誌への写真提供も行っている。SNSフォロワー数は2人合わせて約90万人超え(2023 年2月時点)。
◆著書 simabossneko(ぺにゃんこ協力)
『キス猫 すりすり、ぎゅっ、と。』(2020)小社
『日本の島のごきげんな猫』(2021)エムディエヌコーポレーション
◆SNS
simabossneko
Instagram @simabossneko
Twitter @simabossneko
ぺにゃんこ
Instagram @p_nyanco22