ストレスが溜まりやすい、集中力が続かない、仕事でいい企画やアイデアが生まれない……。これらに心当たりのある人、もしかして“ストレスコーピング”のためにと、動画ばかり見ていませんか？
「ギクっ」としたあなた、もしかすると脳が「思考停止」状態に陥っているかもしれません――。

いま、そんなあなたの悩みを解消し、本来の脳の力を呼び覚まして、自分をご機嫌にさせるための“ポジティブ思考”を自ら引き出す「ポジティブイマジネーション（前向きに想像する力）」が注目されているのを、みなさんはご存知でしょうか？

やり方は、なんと１日３分、写真を“見るだけ・想像するだけ”！
ここでは、脳内で分泌される神経伝達物質（セロトニン、ドーパミン、βエンドルフィン、オキシトシン）に働きかけ、あなたの眠っている能力を呼び覚ます『脳神経科学者がすすめる　才能を引き出す写真ドリル』より、今すぐできるトレーニング法を、特別にご紹介していきます♪

 

「心」が落ち着く、セロトニン系トレーニング！

精神をリラックスさせる脳内物質、セロトニン。朝陽を浴びることで脳内に増えることが知られているセロトニンですが、じつは、自分が“ポジティブな想像”をすることで、その効果を引き出すことができるんです。

そこで、トレーニングに入る前に、すべての神経伝達物質共通の“イメージのポイント”をお伝えしておきましょう。

イメージのポイント

1. 30秒ほど目を閉じて、クエスチョンに対するイメージを、自由に頭の中で展開してみましょう。
2. イメージするときは「ワクワクする」「楽しい」といったポジティブな感情を意識してみましょう。
3. 想像し終えたら下の写真（本ではページをめくると美しい写真が現れる仕組みになっています）をみて、じっくりと味わいます。
4. 「わおっ！」と、大袈裟なくらいポジティブな感情を出すよう意識してみましょう。想像したものとの違いを楽しむのもいいですね。

それでは、さっそくトレーニングスタートです！！

セロトニン系トレーニング

以下の文章の情景を、頭の中でイメージしてみましょう。

「時刻は朝の4時半。
あなたは湖畔で朝陽が昇ってくるのを待っています。
すると、だんだん周囲が明るくなってきました。
どんな情景を思い浮かべますか？」

（イメージ：写真AC／写真は編集部にて選定）

 

「好奇心」がわいてくる、ドーパミン系トレーニング！

「休み明けはなかなかやる気がでない……」。もしかすると、それ「ドーパミン」不足かも！？
やる気には、「ドーパミン」の分泌が大きく貢献しているんです。このドーパミンを自分自身で合成し、これまで以上のパフォーマンスを発揮できるようになるトレーニングをしていきましょう。

ドーパミン系トレーニング

以下の文章の情景を、頭の中でイメージしてみましょう。

「明日は憧れのあの人との待ちに待ったデートです。
そのワクワクを自由に想像、いえ、妄想して、もっと膨らませてみてください」

（イメージ：写真AC／写真は編集部にて選定）

何にもとらわれることのない自由な発想や妄想が、あなたの想像力を高めます。くり返し行うことで、想像力はますます育まれていきます。
また、何かを欲する感覚は、ドーパミンの分泌を促します。心から欲する状態を、自分の内側から意識的に作り出してみてくださいね。

 

「想像力」が高まる“見るだけ”応用トレーニング！

最後に、美しい写真を使った「熟語問題」に取り組んでみましょう。
想像力＝創造力！ググッと想像力がアップするので、企画なども生まれやすくなるかもしれませんね。

応用トレーニング

以下の「？」に当てはまる一文字（漢字）を考えてみましょう。

（『才能を引き出す写真ドリル』より／写真：アフロ）

「『？』に漢字を一文字入れて、
左の写真と右の写真でそれぞれ二字熟語を作るとしたら、
どんな漢字が入るでしょうか？
答えは一つとは限りません。想像力を働かせて考えてみましょう」

みなさんは、どんな漢字を思い浮かべましたか？
解答例としては、（左の写真を「笑」、右の写真を「面」とした場合）「顔」「言」「中」などになります。

 

写真を見て豊かな想像ができるようになると、脳内物質を効率よく使えるようになり、「やる気」「集中力」「想像力」がググッとUP！　学習意欲や記憶力UPはもちろんのこと、ストレスにも強くなるので、心が自然と落ち着き、周囲の人へ信頼や愛情を持ちやすくなるんです。

１日３分の『脳神経科学者がすすめる　才能を引き出す写真ドリル』で、ストレス軽減をはじめとした、「うれしい変化」を実感してみませんか――？

＼好評発売中！／
『才能を引き出す写真ドリル』
著：青砥瑞人