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独創的なキャラクターが話題のイラストレーター・初の著書!


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ワニブックスから新刊を出版した
著者のみなさんに

どこよりも先に取材させていただく
取れたてインタビュー!

ここでしか聞けない
書籍の制作秘話をお伝えします。

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独創的なキャラクターや可愛いイラストで話題の大人気イラストレーター徳田有希さん。
待望の初著書『ひとがたくん』を出版されました。
シュールだけれど、なぜか癒されるイラストや言葉が満載の本書。
制作の裏話などを語っていただきました。

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本書の主役「ひとがたくん」ですが、どのようにして誕生したんですか?

「ひとがたくん」は、子どものころから描いていたキャラクターなんです。
動物とか恐竜とかの絵を描くことがすごく好きだったんですが、人間の絵が全く描けなくて、最初は棒人間しか描けなかったんです。
棒人間のパラパラ漫画とか、剣を持たせたりとか戦ってみたりとか、そういう絵をノートの隅に描くのが好きでした。
そこからだんだん肉付けするようになってきて、鼻があるキャラクター「はだかくん」が出来ました。
これが「ひとがたくん」の原型です。もうノートを開くとどこにもいっぱいいるんですよ。
いろいろ殴ったり、蹴ったりとか、当時からそういう暴力的な表現だったり、下ネタとかも…
今とやっていることは変わらないですね(笑)。
本当に服が描けなかったので、裸の絵ばかり描いていたらそっちばかりが上手くなっていって。
耳がついて、目がついて、 どんどんリアルな「はだかくん」が描けるようになりました。最初は気持ち悪いキャラクターでしたが、女性ファンが増えていくことで、気持ち悪い要素を減らし、可愛い要素を増やしました。
そして耳も鼻も無くなって出来上がったのが「ひとがたくん」です。「はだかくん」と「ひとがたくん」は別物です。(笑)

最初に人間の絵が描けなかったというのはすごく意外です。かわいいイラストが描けるようになるにはどうすればいいですか?

好きなキャラクターとかの模写から始めるのが一番だと思います。
最初は線の太さや細さなどを全部細かく確認して、本当に丸映しするんです。
僕も昔から好きで描いていたんですけど、それが結果的に練習にもなっていて。
今は模写する時でも、そのまま描くのではなくて、自分なりにちょっと線を変えてみたりしています。
あとは服を描くことが本当に苦手だったので、ファッション雑誌とか全部模写して、ひたすら描いていました。

それで女の子の絵は描けるようになったんですけど、まだ全然売れる絵じゃなくて。
「この絵じゃダメだ」と思って、そこからさらに研究して、イラストを描き続けて…。その繰り返しでしたね。今は可愛い女の子を描くのが得意になりました。まだまだ勉強中ですけど…(笑)

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本書では、全て描き下ろしでイラストや言葉を考えていただきましたが、苦労された点などありましたか?

ひたすら同じキャラクターを描き続けていたので、自分が飽きないようにバリエーションを変えて、モチベーションを保つようにしていました。
あと、「ひとがたくん」って一人じゃないので、それぞれ顔のバランスが違ったり、色が違ったりするんです。
でもキャラクターごとに統一はしていかなければならなかったので、そこは苦労しました。
言葉は、意外とすぐにでてきました。ただ、「る」とか「ろ」のような単語が少ないものには悩みました。


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