ふたごと気管支炎喘息 その②

ふたごと気管支炎喘息 その②


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舞台や雑誌などエンタメ業に携わる
YURIさんが、双子の子育てを
あったかくもちょっとコミカルに綴ります。
子育て1年生さんにも役立つ実用もお伝えします。

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こんにちは。

今回は、前回の続きです。
気管支炎喘息でまんまと入院したおうちゃん。

まるまる2日間は、ゼィゼィも止まらず、食欲も遊ぶ元気もなく、ただ「ダッコ~ダッコ~」で、抱っこして寝て、の繰り返し。

しかも、片手は点滴をしているため包帯ぐるぐる巻きで使えず、抱っこしても、壁からつながっている酸素マスクをしているためベッドサイドからは動けず、なんとか、絵本やミニカー、YouTubeでアンパンマンを見せたりでやり過ごすものの、基本起きてる間はグズリMAX。

でも、3日目あたりから、少し食欲もでてきて、処置にくる看護師さんにバイバイもする余裕も出てきたので、付き添いを1日パパさんと交代し、私ははるちゃんに会いにお家へ帰りました。

抱っこ三昧と連日の簡易ベット寝の疲労感を抱えつつ、家に帰ってもはるちゃんいるので休めないな~と思いつつ、はるちゃんに会える嬉しさを募らせての3日ぶりのご対面。

「はるちゃん!」「ママー!」と、ひしと抱き合う感動の対面を想像していたのですが、実際会ったはるちゃんは、こちらを一瞥したあと、オモチャで遊び続けています。

アラ?
は、はるちゃん??ママですけど・・・?

その後もなんかよそよそしさが抜けず、ギュッとしても「イヤ!オトウ(パパさんのこと)!」と、ママよりオトウがいいと言う始末。
そのまま一夜を過ごし、また病院へ戻るときも「ママ、バイバーイ」と素っ気ない態度。

ママってそんなもん!?と、悲しい気分に…..なんかなっている暇もなくまた病院へ戻ると、こちらはこちらで「ママ!ママ!ママ!ママ!ママ!」…以下同文。

パパさんに聞くと、この調子でずっとママを求めてたらしいのですが、それでもメキメキと元気になり、点滴もはずれ、晴れて自由の身となって、動きまくっているおうちゃん。

よし、退院見えてきた!

そして入院から5日目。体内の酸素量も安定し、無事退院の運びとなりました。

帰宅して、保育園から帰ってくるはるちゃんを待ち、5日ぶりのご対面。

「ハーーチャーン!!」
「オーーチャーン!!」
と、何度も呼び合い、玄関で顔を触り合ったあと、熱い抱擁。

すごい!1歳8ヶ月でこんな感情があるの!?
感動!ふたごってすごい!

と、驚いたのもつかのま、5分後にはおもちゃの取り合いでギャーギャーのケンカ開始。
いい、いい、あなたたちはこれでなくっちゃ。今日は怒らないよ。
今日は…ね…。

そして、ママに素っ気ない態度だったはるちゃんですが、おうちゃん入院中、保育園からの連絡ノートには、ふとしたときに“ママ~”とポロポロ泣きだしてしまって…と書いてあったり、帰ってきてからもしばらくは夜中「ママ~ママ~」と寝言を言っていたりと、やはり寂しかったよう。

冷たい態度は寂しさの裏返しで、はるちゃんなりに、今はガマンしなきゃ!という気持ちになっていたのかもしれません。

今はすっかりそんな感情も忘れたようで、ワガママ三昧ですが、さすが1分しか違わなくてもお兄ちゃんはお兄ちゃん。たのもしいぞ、はるちゃん!

酸素計をバッグに入れてもらいお部屋をお散歩するおうちゃん。洗濯が間に合わずサイズアウトのパジャマで徘徊。
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一方その頃、寂しさを紛らわすためか、なぜかシールを足の裏に貼りだすはるちゃん。
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Banner design&Illustration:CHALK BOY
http://chalkboy.me/

Written by YURI
YURI

YURI(ゆり)/ライター・舞台演出家 学生時代からストリートダンスをはじめ、ダンサーとして活動。ケガにより現役引退後、ダンサーとしての経験を活かし、演出・制作など、数多くのダンス公演に関わる。2005年からダンス舞台の演出家として活動。ダンス舞台のプロデュースなども手掛ける傍ら、ダンス専門誌の編集・ライターをはじめ、さまざまな分野の、書籍、web、などのライターとして活動中。 2014年3月。アラフォー真っ只中、二卵性の男子ツインズを36週で出産。

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