Instagramフォロワー4万超え!arikoさんに美味しい料理の秘密を教えてもらいました


Instagramで食いしん坊の心を掴む写真が話題沸騰のarikoさん。12月にレシピ本『arikoの食卓』を出版されました。「受験生の息子への温かい朝ごはん」から「薬味たっぷりの滋養ごはん」まで、127の食卓をレシピエッセイでご紹介されています。オシャレで美味しそうで、家族への愛がたくさん詰まっているarikoさんの料理の秘密を伺いました。

 

書籍『arikoの食卓』は発売から4ヶ月、大好評で累計4万部を突破しました。初の著書の出版が決まった時はどのようなお気持ちでしたか?

最初は、見たい人なんているのかな?と思いました(笑)。
でも、Instagramのフォロワーの方から「レシピを教えてください」という声がすごく多くて、そう言ってくださっていた方たちに本という形でご紹介できたのは嬉しかったです。

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好評のため、冊数限定で販売したサイン本も即完売!

フォロワーの方もレシピが一冊にまとまって、喜んでいるのではないかと思います。

私の料理は普通の日々の中で食べるものばかりなのですけど、そこが逆に喜んでいただけたのかなと思います。

最近は料理本が沢山あるのでレベルがどんどん高くなっていて、基本的なメニューが載っているものは意外に少ないのかもしれません。でも、本当に家庭で食べたいものは難しい料理ではなくて、簡単な基本のレシピにちょっとアレンジを加えていたり、季節感があったりするものなのかもしれません。

確かに、arikoさんのレシピは「特別な日」というよりも「日々の食卓」がテーマですね。
でも、その中でもこだわりがあるように感じます。

毎日一緒に食事をする家族には一番美味しいものを食べさせてあげたいから、家だから地味料理というのも違う気がするんです。「特別な料理」というよりも、「普段の料理」で息子をワクワクさせたり、疲れて帰ってくる旦那さんに「今日はこれを作ってくれたんだ」って楽しみにしてもらえるような、そんな気持ちを感じてもらえるような料理を作ってあげたいなと思っています。

arikoさんにとっての食卓は、本当に家族への「おもてなし」なんですね。arikoさんみたいなお母さんが欲しいです(笑)。本書はarikoさんのよくおっしゃる“備忘録”が書籍になったという印象もありますが、出来上がってみてどのように感じますか?

この本は、まさに一生に一度しかないその年を切り取ったものなので、読み返すと感慨深くなります。昨年は息子の受験があったので、この時は大変だったなって思い出したり。

料理も季節に合った素材が出てきたりするので、一年間の流れがわかりますよね。そろそろあの食材が出てくる頃だとか、去年の今日はこれを作っていたとか、そういうことがわかって楽しいです。

Instagramだと、何年も前の投稿は結構探さないといけないけれど、本なら食日記を手軽に読み返すことができますし、単純に自分のInstagramをまとめられたのが嬉しいという気持ちもあります。自分の大切な宝物のように感じますし、年を取ってからそれを見返すのも今後の楽しみの一つです。


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