【前編】「若きカリスマヒーラー」として注目を集めるyujiさんって、一体どういう人?

【前編】「若きカリスマヒーラー」として注目を集めるyujiさんって、一体どういう人?


「イタリア帰りのデザイナー」から、
ヒーラーに転身した理由

—帰国後も、ヒーラーの活動を決意するまでには、かなりの波乱万丈があったというyujiさん。

「知人のIT起業の立ち上げに関り、その会社で働き始めたのですが……。立て続けに、“これでもか!”とばかりに苦難が降りかかってきました。会社のプロジェクトにクレームが来る、当時の恋人とは修羅場になる、身内がケガをする、朝起きたら家にシロアリが出て、顔の半分を這っている……などなど。目黒区なのに、シロアリですよ? まるでヒッチコックの映画みたいでした。

つまりそれは、“お前の進む道はそっちではないだろう!”という、今の“上司”からの警告だったんですね。もう、びっくりするくらいの追いつめられ方でした。最終的に預金残高が30円になり、“もういいや!”と開き直ってヒーラーとして開業したら、翌々月には会社員時代の月収を超えていたんです。30円って小銭だから、ATMで下ろすこともできないんですよ(笑)」

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—ついに、ヒーラーとして生きる覚悟が決まった、と。

「親しい人や友達の悩みが解決することで僕の存在価値が出るのであれば、もう人からどう見られてもいいやと思ったんです。その瞬間に、それまでのエゴの壁が崩れて、素の自分で勝負すればいい、という気持ちになれました。

イメージでいうと、僕の頭上には“イタリア帰りのデザイナー”という逆さじょうごがあって、恵みの雨がザーザー降っているにも関わらず、ほんの少ししか吸収することができていなかった。でもそのじょうごが取っ払われた瞬間に、恵みの雨を一身に受けて、イタリア語の翻訳やデザインの仕事と並行して、ヒーラーとしての能力を使う場所が、たくさん用意されるような座標にきました。

そういうインナーレボリューションを通じて、自分が今世生まれてきた理由をようやく果たせるようになってきたと感じていますね。そのひと皮むけた感じを、多くの方に体験していただきたいと思っています」

何をやってもうまくいかないのは、
本来の宿命から外れてしまっている証拠

—ということはつまり、yujiさんのように特殊な能力をもたない人にも、本来は発揮すべき場や役目があるということですか?

「まさに、その通り! 人は誰しも生まれ落ちた瞬間に、やるべき課題、ミッションを上から与えられています。そのミッションとは、“命に宿る”と書いて、宿命ですね。本来はその宿命を果たすための人生を生きるべきなのに、選択を間違えてしまっている人が本当に多いと感じています。僕の実測では99.2%、本当にやるべきことができている人は100人に一人もいない、という結果です。

たとえば元プロサッカー選手の中田英寿氏などは、自分流にこだわって、まわりに何を言われてもめげずにやってきて成功しました。彼のような人は、人生の赤本は自分の心の中にしかないことが直感的にわかっているんですね。本当はみなさんも、クラウドで上から降りてきている宿命をダウンロードできるはずなのに、親のためとか、かつての僕のような自意識とか、メディアの影響などがあって、上手くインストールできずに違う場所に行ってしまっている」

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撮影:yuji

—たしかに、自分のやりたいことや適正がわからない、という人は多いです……。
「頑張っているのになぜかうまくいかない」というような時は、本来の宿命から外れているというサインなのでしょうか。

「そうなんです。そこの補正をかけるために、僕のような“上のパシリ”みたいな存在が必要なんだと思います(笑)。何をやってもうまくいかないとか、しんどいとか、人生の帰路に立たされてしまうのは、上からブロックがかかっている証拠。そういう時は、絶対に何かしらの警告が出ているはずなんです。

そこでいかに、警告やメッセージに気づくかどうか、どういう選択をするのかによって、ちょっと暴言かもしれませんが、“生き方のセンス”みたいなものが出るのではないでしょうか」

—本来の宿命に気づき、軌道修正をはかるにはどうすればいいのでしょう?
気になるヒントの掴み方は、次回後編に続きます!

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【PROFILE】
yuji

香川県高松市生まれ。高校卒業後、渡伊。
現地デザイン系大学院卒業後、デザイン事務所に勤務。
帰国後、数社での実務経験を経てクリエイティブとその先を繋ぐ仕事へ。
現在ヒーラーとして多くの人にセッションを行うほか、自身のさらなるレベルアップのために聖地を巡る日々。

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