1歳息子と冬の沖縄3泊4日

1歳息子と冬の沖縄3泊4日


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この1月で息子が無事に1歳を迎えました。
ちょうど誕生日の前後に夫の連休が決まり、「せっかくだからどこか旅行に行こう。
でも子どももいるし、埼玉より暖かい場所がいいね」ということで、必然的に狙いは南方面へ。
「四国か?九州か?」と散々練ったあげく、とことん暖かさを求めて「沖縄へ行こう!」ということになりました。

出発まで2週間を切るほど急な計画でしたが、
オフシーズンだったのでなんとか航空券と宿泊の予約ができました。

3泊4日という少し長めの旅は、息子誕生後今回が初めて。
しかも1日3食離乳食のため、その準備(ベビーフードやフードカッター、
使い捨てスプーンなどの調達)も含め、出発の3日前から荷造りを開始しました。

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荷物は極力コンパクトに、身軽な旅を心掛けてきましたが、
子連れとなるとやはり冒険はできません。
3人×3泊4日の荷物はそれなりのボリュームに。
バッグは小さめのキャリーとバッグパックのふたつにまとめることにしました。

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キャリーの中は、荷物が3層重なるようにパッキングしていきました。
まず下層には大人の衣類を無印良品のメッシュケースに入れて。

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以前の記事でもご紹介しましたが、前面がメッシュ素材なので中身がわかりやすく、
四角くなってカバンの中に納めやすいのでおすすめです。

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その上には息子用の衣類とおむつを。

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おむつを何枚持っていくかはすごく悩みました。
結果的には少し多めの8枚×4日分計算で32枚ほど入れたのですが、
帰りに10枚弱余っていました。それでも足りなくなるよりはよかったです。
おむつの少数パックはなかなか売っていないので、現地で丸々1パック調達する羽目になるのは避けたいもの。
普段冬物収納に愛用している、ダイソーの圧縮袋に入れると3~4割ボリュームカットになりました。

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そして最後はテーブルに取りつけられる赤ちゃん用の椅子、
イングリッシーナ社の「ファスト」です(折り畳んで付属の収納袋にしまった状態です)。

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この椅子は自宅のダイニングで息子が食事するとき毎日使っているのですが、
気軽に取り外してコンパクトに収納でき、持ち運びやすいので、
外食のときも大活躍のお助けアイテムです。

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今回の旅行中も何度もお世話になったので、多少かさばっても持っていって良かった!と思いました。
ちなみにベビーカーも持っていったのですが、結局使ったのは
美ら海水族館での1回のみ(しかも結局水族館でもレンタルできました)。
「チェアは必要だったけど、ベビーカーは要らなかったね……」という結論でした。

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キャリーに何を入れたか忘れてもいいように、最後にメモ(幅広のマスキングテープ)を貼りました。
(バックパックの方には主に息子用離乳食や食事のお助けグッズを)
「よし、これで準備は万全! 忘れ物もないはず……」のつもりが、
うっかり忘れてしまった子どもの食事用エプロン!(致命的)
けれども泊まった宿の近くに100円ショップがあって調達できたので助かりました。

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3泊中2泊は北部にある貸別荘タイプの宿「瀬底山水」に宿泊しました。
空間を隔てる壁がなく、広いので歩き始めた息子は部屋中を練り歩いて楽しそうでした。

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離乳食のことがあるので、今回はキッチン付きのお部屋を選択したのですが、
さらに洗濯機とガス乾燥機まで付いているので、とても便利でした。
キッチンに立ったり、洗濯したりしているとバケーション感が薄れますが、
今回に関してはやっぱりすごく助かりました。
毎日使う息子のマグを洗えたり、ごはんを炊けたり、
冷蔵庫に牛乳や納豆などをストックしておけたり……。
洗濯ができるため、着替えは4日分より少なめにすることができました。

ただ小さな子どもとの旅の教訓になったのが「寝室は独立していたほうがいい」ということ。
息子が夜寝た後、ドライヤーをかけたり、荷物の整理をしたりするときに、
音と照明で起こしてしまわぬよう気を遣う必要がありました。

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滞在中は美ら海水族館でジンベイザメの大きさに圧倒されたり

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片道40分のトレッキングに挑戦し、やんばるの自然の豊かさに感動したり

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普段なかなか行けないお洒落なカフェや、

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居酒屋さんにも挑戦することができました。
(ここでも持参したチェアのお世話になりました)

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帰りの飛行機は14時の便だったので、少しでもゆっくりできるよう
最終日は那覇空港に近い「瀬永島ホテル」に宿泊。
滑走路が見えるお部屋で、たびたび離発着する飛行機を間近で見ることができるので、
きっと息子が喜ぶだろうと思いきや……父親の方が興奮していました。

1歳を連れての3泊4日の沖縄旅、
行くまでは飛行機や食事、現地の過ごし方などに「大丈夫だろうか?」と心配がありましたが、
結果的にはとても楽しむことができて、環境に合わせて順応する柔軟さも学ぶことができました。
息子にとっても、青く広い海や空をブーンと飛ぶ飛行機など、
初めてのものにたくさん触れて良い刺激になったように思います。

子どもはあっという間に大きくなってしまうから、
一緒に旅行に行けるのも意外と短い時間なのかもしれないと思うと、
これからたくさん一緒に旅に出かけたいです。

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実はこの連載は今回が最終回です。
暮らしとホテル好き整理収納コンサルタントの本多が、
実際に泊まって良かったホテルのレポートを中心に、全13回の記事を書かせていただきました。
気が付いたのは、泊まるホテル(の部屋)を選ぶときの目線は
「どんな家でどんな風に暮らしたいか?」と似ているということ。
窓から美しい木々が見えたり、ゆったり座れる椅子があったり、
自分で珈琲を淹れられたり、どこかにホッと心が落ち着けるような要素を求めているようです。
あなたはホテルでどんな風に過ごすのがお好きでしょうか?
このブログが、少しでもホテル選びのお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

本多さおり


Written by honda saori

本多さおり(ほんだ・さおり)/整理収納コンサルタント
小さい頃から自分の部屋を居心地良くしつらえることや小学校で掃除をする時間が好きだった、生粋の“暮らし愛好家”。会社員時代に自身のデスクを使いやすく整理収納しているのを褒められたことが、「自分は片付けが得意なのかも?」と自覚するきっかけに。また恩師による「好きなことって、探さなくても普段やってしまっていることでしょう?」という一言に背中を押され、「片付けること」を仕事にしたいと思うように。その後、ブログ「片付けたくなる部屋づくり」をスタート。2010年に整理収納アドバイザー1級、2011年に整理収納コンサルタントの資格を取得。2011年より個人宅向け整理収納サービスをスタートし、訪問軒数は200軒を超える。「こうあるべき」と縛られた収納ではなく、「自分がラクできる」収納法を提案した初の著書『片付けたくなる部屋づくり』を2012年に出版、13万部を超えるベストセラーに。最近では雑誌やWeb、書籍などで「暮らし」を重視したシンプルな収納術を提案し続けている。
●ブログ「片付けたくなる部屋づくり」http://chipucafe.exblog.jp/

»http://hondasaori.com/

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