ふたごとヴィックスベポラッブ

ふたごとヴィックスベポラッブ


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舞台や雑誌などエンタメ業に携わる
YURIさんが、双子の子育てを
あったかくもちょっとコミカルに綴ります。
子育て1年生さんにも役立つ実用もお伝えします。

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こんにちわ。

最近のはるおうです。補助輪付き自転車に乗れるようになりました。まずは交通公園で様子見。ランニングバイクをスルーしてしまった我が家は、きっと補助輪を外すまでは長い道のりです。

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 まだまだ寒い日が続いてますね。

この季節は、子どもがインフルエンザや風邪にならないようにと、いくら気を付けていても子どもの行動域は果てしなく菌と密接で、どうしても避けきれないことも多いですよね。

 ゆえに、この季節は、子どもたちと、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、はお友達。

 特に、我が家のふたご、長男は鼻炎持ち、次男は喘息持ちなので、夜中に鼻が詰まったり、咳き込んだりはしょっちゅう。寝ているときに一度起こして鼻をかませたり、鼻吸いしたり、吸入したりもしょっちゅう。この季節、親子共々寝不足気味です。

 そんなとき、カナダに暮らす従姉から、「こっちでは、子どもが咳が出たりするときは、ヴィックスベポラッブを足の裏に塗って靴下を履かせて寝かせる、というのが主流で、すごく効果があるよ」という情報を得ました。この方法、どうやらイギリスの民間療法らしいです。

 ヴィックスベポラッブ!懐かしっ。30年ぶりくらいに聞いた名前。

と、いっても商品はずっと販売されていて、CMも流れてるので、懐かしくもなんでもないんですが、個人的に小さい頃は身近だったものの、大人になってからはごぶさたな存在でした。

 ヴィックスベポラッブとは、大昔からある、胸・のど・背中に“ぬる”かぜ薬。こちら

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早速、薬局に走りヴィックスベポラッブを購入。お値段1000円程。

もうこれで咳込む夜も怖くない!と、強気の咳込み待ち。

そしてその日はすぐやってきました。まず長男はるちゃん。風邪を引き、病院から処方された薬も飲み、ホクナリンテープ(気管支拡張作用薬)も貼り、加湿器もフルパワーでつけて寝ていても、鼻水ダラダラ、咳コンコンで寝苦しそうな様子。よし、出番だ、ヴィックスベポラッブ。

 枕元でフタを開けると、まずは強烈なメントールの香りが鼻を突きます。そして、用量を確認すると3~5才は4g。ちょうど3gがティースプーン1杯とのことで、まずは片足分ティースプーン約半分くらいを手に取り、片足にぬりぬり。

寝ている足裏にヒヤッとした異物を塗られたはるちゃんは、ビクっとなるも、マッサージ効果が気持ちいい様子でおとなしく塗らせてくれたので、そのまま靴下を履かせ、もう片方の足にもぬりぬりして靴下。そして、手を洗いに行き、寝室に戻ると、気持ちよさそうにスヤスヤ寝ているはるちゃん。咳してない。

なんという即効性!

確かに、部屋に充満する残り香だけでも鼻がスーと通る感じがあります。

そんなこんなで朝までぐっすり寝れた様子のはるちゃん。風邪の治りも早い気がしました。

 そして、感動体験から数日後、今度は次男おうちゃんが風邪っぴきで同症状に。はい、我が家のラスボス登場。すぐ風邪から喘息の発作に繋がる君こそ効果を確かめたいのだよ。

早速、はるちゃんのときと同様、ヴィックスベポラップを足裏に塗り、靴下を履かせ就寝。

うん。咳込みが軽くなった気がする。鼻も通ってる様子。でも、こちらの場合は、多少残る咳が発作に繋がらないよう吸入もしたので、イマイチ効果が検証できずでした。

 でも、その後、機会がある度にヴィックスベポラッブを使っていますが、手応えとしては、症状が軽いうちは確実に効果があります。しかし、症状が重くなったり、おうちゃんのような喘息児には、少し症状が緩和するかな、という感じです。

でも、夜中子どもが辛そうで、1mmでも楽にしてあげたいと藁にもすがる気持ちなら、藁以上の効果はあるので、ぜひお試しを。

 原点に帰り、胸や喉に塗ってあげる通常の使い方もしてみましたが、塗ってもらう行為が気持ちいいらしく、子どもたちには好評なので、我が家は足裏と胸と喉に塗ってあげるのが定番となりました。

 そして、塗る度に、「風邪に2つの優しさ、ママの手とヴィックスベポラッブ♪」という懐かしいCMのセリフが頭をよぎります。公式HPにも、“ママの温かい手でやさしく癒すように塗ってあげれば、お子さまは安心して落ちついていきます”とあります。

やはり、いつの時代も、ママの手は魔法の手。一番の特効薬!・・・・・・・と、自分に言い聞かせ、眠気でふさがりそうな瞼と闘いながらぬりぬりしています~

 マスクをしてご就寝の図。自分だけのマスクというのがちょっと嬉しい様子。就寝時のマスクは、喘息の悪化を5割も低減させるという研究結果もあるそう!

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Banner design&Illustration:CHALK BOY
http://chalkboy.me/


Written by YURI

YURI(ゆり)/ライター・舞台演出家
学生時代からストリートダンスをはじめ、ダンサーとして活動。ケガにより現役引退後、ダンサーとしての経験を活かし、演出・制作など、数多くのダンス公演に関わる。2005年からダンス舞台の演出家として活動。ダンス舞台のプロデュースなども手掛ける傍ら、ダンス専門誌の編集・ライターをはじめ、さまざまな分野の、書籍、web、などのライターとして活動中。
2014年3月。アラフォー真っ只中、二卵性の男子ツインズを36週で出産。

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