【春の不調改善!】巡りのよいカラダを作る“デトックスの新常識”とは?


便秘、肌荒れ、むくみ、肩こり、口内炎、目の下のクマ。プチ不調が多く「カラダによいとされるものを食べているのに体調がよくならない」「何をしても楽しい、幸せだと感じられない」……。
もしかすると、それはココロとカラダに溜まった「毒」が原因かもしれません!

冬のあいだに溜め込んだ「毒」(=脂肪や老廃物)をデトックスして、この春、その不調を改善してみませんか? 教えてくださるのは、栄養管理士/アーユルヴェーダ・ヨガ講師として、5万人以上(!)の“詰まり”を解消してきた、岡清華さん。

「不調の根本原因を解消し、エネルギーの巡りをよくしていくことが、健康の第一歩」「不調を改善するには“デトックス”から」と語る岡先生の著書『無敵のデトックス大全』から、じつは、多くの人が勘違いしている“デトックスの新常識”について、ご紹介します!


撮影/イマキイレカオリ

 

「バナナ&ヨーグルト」の朝食は……NG!?

朝食は、「バナナとヨーグルトに、トースト!」という人、多いのでは? 一見ヘルシーに感じる朝食メニューですが、じつは、意外な落とし穴が――。

アーユルヴェーダでは、よく混ざり合わない食べ物を摂取すると、消化力や生命エネルギーが弱まり、病気を引き起こすと考えるのだとか。つまり、「食べ合わせ」の悪い食事を摂り続けると、消化に負担がかかり、長い時間をかけて消化力を弱め、胃腸を疲労させ、毒を蓄積させてカラダを蝕んでいくんです。

じつは、「バナナ&ヨーグルト」も、ほかならぬ、一緒に食べることを避けた方がいい食品! 「バナナと牛乳、ヨーグルト」「レモンとフルーツ、ヨーグルト、トマト」「豆類とチーズ、ヨーグルト、卵」などにも、注意が必要です。また、岡先生曰く「フルーツ(とくにメロン)は、ほかの食品と一緒に食べることは避けましょう」とのこと。意外なところでは、一食に「6種類の野菜」を一緒に摂らないほうがよいそうです。これらの「食べ合わせ」に気をつけたところ、「体調がよくなった!」という生徒さんが多いそうですよ!

また、昨今では、小麦製品の摂取過多による消化不良からの腸の疾患が増えているそう。もともと米を主食にしてきた日本人にとって、パンをはじめとした小麦製品は、重く消化しづらいので、食べ過ぎにはくれぐれも注意が必要です。

 

デトックスには白湯……ではなく「しょうが白湯」!

デトックスといえば「白湯」を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、岡先生がデトックスの基本としておすすめするのは、朝一杯の「しょうが白湯」!

しょうがの栄養を余すところなく摂れる「しょうが白湯」を朝に飲めば、口、食道、胃に溜まった毒を洗い流すことができるので、手軽なのに“最強のデトックス”になるんです。

「しょうが白湯」の作り方はこちら。よく洗ったしょうがを保存容器などに入れてミネラルウォーターを注ぎ、1日ほど置いておくだけ! 朝は、かならず温めてから飲むようにしてくださいね。



撮影/イマキイレカオリ

岡先生の提案する「デトックス・ファースト(=不調の改善はデトックスから)」の生活をおくると、“なんとなく不調”がなくなる、肌がきれいになる、太りにくくなる、ポジティブになる、ストレスに強くなる、よく眠れるようになる、そして毎日が楽しくなる! と、いいことずくめ。著書『無敵のデトックス大全』では、食事面から生活、心の大掃除に眠り方まで、アーユルヴェーダに基づくあらゆるデトックス方法を網羅しています。

ほんの少しの工夫で、“溜まっている”あなたのカラダとココロが、スッキリするはずですよ。この春、デトックス、はじめませんか――?

 

無敵のデトックス大全
著:岡 清華

岡 清華(おか さやか) 

管理栄養士、アーユルヴェーダ・ヨガ講師。MOTHER創設者、Mother株式会社 代表取締役。
1993年生まれ、兵庫県出身。武庫川女子大学にて食物栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得。西洋医学的な健康理論・栄養学を学んだことにより浮かんだ疑問から、東洋的な観点に興味が湧き、アーユルヴェーダと出会う。大学卒業後、カウアイ島にて本質的なアーユルヴェーダを学び、その中で、全米ヨガアライアンスを取得。その後、ヨガクラス・栄養指導、「腸」に特化したフード開発、レシピ監修、イベント企画・運営などを手がける。2019年MOTHER創設、2020年Mother株式会社設立。アーユルヴェーダの教えをより現代の日本にフィットさせる方法として“Japanese modern Ayurveda”を提唱し、ウェルネス空間のプロデュース、商品開発、イベント、セミナーなど、各事業を展開。さまざまなメディアにてアーユルヴェーダを基にした情報を発信している。これまで累計5万人以上に、ヨガ/瞑想などを指導。2020年より、アーユルヴェーダの指導者を養成するスクールを開校し、大きな反響を呼んでいる。
Instagram @okasaya

プロフィール撮影/山城昌俊