
お塩だけで甘い煮物の作り方
オーガニックコットンブランド
『nanadecor』ディレクターの神田恵実さん。
子育てをしながら、ブランドを率いて全国を飛び回り、さらにエディターとしての仕事もこなす
超忙の日々を送っています。
そんな中でもおろそかにしたくないのが
毎日の食事。マクロビの考えをとり入れながら、
超簡単でヘルシーなごはんの作り方を紹介していきます。
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すっかり秋らしくなってしまい、マスタークックのお鍋で作る野菜の煮物の季節となりました。
遠赤外線の効果なのか、マスタークックを使うと野菜が甘くこっくりとします。
私の本でも紹介していますが、マクロビオティック的には甘味やお酒やアレやコレやと味付けしないのが基本です。
その代わり、お塩だけで野菜の甘さをしっかり引き出すのです。
滋賀の旦那さんの実家で育てている無農薬のカボチャが届きました。
適度に切ったらマスタークックに入れ、少々の海塩をふります。
全体を手で混ぜて塩を野菜になじませるように。
しばらく置くと野菜から水分が出ます。
これをそのまま中火にかけてもいいですが、私はしっとりさせたいので水を少々。
マスタークックの蓋の穴から湯気が勢いよく出てきたら弱火に。
ここで火を止めてしまい余熱でもOK。
大振りに切った場合は2〜3分火にかけます。
ポイントはとにかく煮過ぎないこと。
早めに火を止めて余熱を利用し、冷めるまで蓋をあけずなじませます。
少しのお塩が甘さをじっくり 引き出し、驚きのコクに。
同じ要領で里芋を煮たり、根菜をいろいろ混ぜたり。
風味付けにお醤油をたらしたりゴマペーストを混ぜても美味しい。
基本の煮物の作り方、ぜひお試しください。
神田恵実(Emi Kanda)
nanadecor ディレクター/Juliette主宰
ファッションショーの制作、編集プロダクションを経て大手出版社に勤務。後にJuliette.incを設立しファッションエディターとして、女性誌をはじめ『model;SHIHO』 モデル美香写真集『10th』『MAKI’S HAWAII BOOK』『Ketty’s FASHION LIFE』など書籍の編集、国内外のファッションブランドの広告、カタログやウェブ制作などを手がける。2005年にはオーガニックライフの素晴らしさと必要性を伝えたいと、「nanadecor」をスタート。プロダクト開発のみならず、ワークショップの企画、女性の雇用支援など、衣食住、様々な視点から、オーガニックライフをトータルで啓蒙。他ブランドや店舗からのオーガニックに関するコンサルティングやディレクション業務の依頼も多い。リマクッキングスクール師範科卒業、睡眠改善インストラクター。AMPPルボアフィトテラピーアドバイザー。
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