ふたごとグランツリー

ふたごとグランツリー


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舞台や雑誌などエンタメ業に携わる
YURIさんが、双子の子育てを
あったかくもちょっとコミカルに綴ります。
子育て1年生さんにも役立つ実用もお伝えします。

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こんにちわ。

ふたごを連れてのお出かけはものすごい労力を使います。まず荷物が2人分。ミルク、離乳食、お着替え、おむつ、おもちゃ、抱っこひも、etc.etc…すべて2人分。

そして、出かけた先でも、「お腹すいたーっ!」のギャン泣き大合唱や、1人がうんちして、やっと探せた授乳室でおむつを替え、よし、せっかくだから…ともう1人も替えて、さあ、いきましょ!の5分後…もう1人のうんち発覚。などはよくあること。

食事をするときも、食べてる間2人ともおとなしいなんて奇跡の瞬間は現れず、大人2人がかりでも、どちらかがなだめてる間に、1人がかっこみ、もう1人は交代した後、冷め冷めのごはんをかっこむ。などもよくあること。

そんなこんなの苦節1年半。ついに、ついに、オアシスみつけました!
地方の方、ごめんなさい。関東圏内の方、子連れの聖地を武蔵小杉(東急東横線・JR横須賀線)に発見です。
その名も、「グランツリー・武蔵小杉」! 神。
とりあえずココ、昨年オープンしたばかりの、とことん子連れに優しいショッピングモールなのです!

まず、通路がベビーカー何台分?っていうくらい広く、エレベーターも広く、乗れずに次を待つなんてこともありません。
ストレスフリー。

授乳室が各階にあり、家族で入れるベビールームもあったり、施設内のそこらじゅうに休憩スポットがあります。
ストレスフリー。

貸しベビーカーが使いやすく、ベビーカーを持っていかなくて済む上、アカチャンホンポが入っているので、ベビーフードやお菓子、なんならおむつも現地調達できます。ストレスフリー。

そして、フードコート。食事はフードコートに頼りがちなふたご連れですが、大抵は大人の夕食というには悲しいメニューになることが多い中、ここはお店が充実。

しかも、ベルト付きの軽量ベビーチェアが使い放題で、誰に気兼ねすることなく、テーブルの横にベビーカー横付けして、サッと2つベビーチェアを持ってきて、美味しいご飯が食べられます。か、快適。

そして、特筆すべきは、屋上庭園“ぐらんぐりんガーデン”
こどもの遊び場として遊具が充実しているのはもちろん、屋上なので、車や自転車が通らず安全だし、公園より清潔感があり、これまた快適。

片方が転んで起き上がらせてるうちに、片方がUターンダッシュ!や、片方が汚れた小枝を口に入れようとしてるのを止めてたら、片方がすでに小石を口に入れてた!などが定番のふたごを放牧するには最適の場所なのです!

我が家は車で2、30分ほどかかるのですが、ふたごを連れて行くなら近所の公園に行くより苦にならないかもと思ってしまうくらい。そういえば、グランツリーではふたごをよく見かける気がします。お近くにお住まいの方はぜひ行ってみてください。

でも、説明だけでは、わりと普通のショッピングモールと変わらない感じになっていますが、その他もろもろ、とにかく居易さが他とは一線を画しているのです。
なぜ?と謎ですが、その謎の答え、グランツリーの公式HPの「グランツリー武蔵小杉とは」に、しっかり明記されてました。

“テーマは「愛」” だそう。

さすが。

はい、その「愛」しっかり受けとめています!

“ぐりんぐらんガーデン”の一角にて。
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ふたご放牧中の図。
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Banner design&Illustration:CHALK BOY
http://chalkboy.me/

 


Written by YURI

YURI(ゆり)/ライター・舞台演出家
学生時代からストリートダンスをはじめ、ダンサーとして活動。ケガにより現役引退後、ダンサーとしての経験を活かし、演出・制作など、数多くのダンス公演に関わる。2005年からダンス舞台の演出家として活動。ダンス舞台のプロデュースなども手掛ける傍ら、ダンス専門誌の編集・ライターをはじめ、さまざまな分野の、書籍、web、などのライターとして活動中。
2014年3月。アラフォー真っ只中、二卵性の男子ツインズを36週で出産。

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