ふたご発覚の日【妊娠編】

ふたご発覚の日【妊娠編】


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舞台や雑誌などエンタメ業に携わる
YURIさんが、双子の子育てを
あったかくもちょっとコミカルに綴ります。
子育て1年生さんにも役立つ実用もお伝えします。

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こんにちわ。
今回は【妊娠編】と題し、ふたご妊娠の回顧録です。

妊娠がわかって、初めて病院で診てもらう日。

生理が止まり、検査薬で陽性反応がでたので、焦って病院に電話すると、「早すぎると見えない可能性があるので2週間後にきてください」とのことで、フワフワした気持ちの2週間を過ごした後、病院へ。

妊娠してますよ。とちゃんとお医者さんから太鼓判を押してもらえるのだろうか?
ドキドキ。ドキドキ。いざ診察台へ。

先生「お!胎嚢あるね。妊娠してますよ。」
私 「ほんとですか!やった!」
先生 「あれ?2つみえるね。双子ちゃんかな?」

え?今なんと?

先生 「うん。胎嚢が2つ。 双子ちゃんだね。」

・・・・・・・。はぁッ!?

寝耳に水。青天の霹靂。ハトに豆鉄砲。
先生からも「排卵誘発剤打ったっけ?」「親戚に双子ちゃんいる?」など聞かれましたが、どちらも心当たりなし。でも、この時点では、「これからどちらかに吸収されて、1コになる可能性もある」と言われ、自分が双子を産むことなど考えられなかったので、「なーんだ。絶対1つになるじゃん。」と高を括っていました。

そして、駅まで迎えに来てくれたパパさんに結果を告げ、とりあえず夫婦共々事態が飲み込めないのでファミレスへ。ことの重大さに気づいてないパパさんはとても喜んでハイテンションでしたが、私は妊娠の嬉しさをはるかに上回る動揺で、「ま、きっと1つになっちゃうけどね。」と、そればかり言っていた記憶があります。

そして、さらにフワフワした日々を過ごし、心拍が確認できるかの診察の日。

先生 「お!心臓動いてるね。そして・・・もう1つも・・・動いてるね!」
私 「そうですか!無事でよかった。でも、1コになるかもですよね?」
先生 「いや、もうここまできたら1コになることはないよ。」

・・・双子確定。

画面にはちーさくピクピクと動く心臓が2つ。
頭真っ白のまま、看護師さんから説明を受けるため別室へ。
そして、双子はハイリスク出産なので分娩を受け入れてくれる病院が限られていること、NICU(新生児集中治療室)のある病院がマストなこと、さらに、私は二卵性でしたが、もし一卵性だったらもっとリスクが高いので産める病院はごく限られていたことなど、色々ふたご出産に関する知識を話してくれました。

しかし、お話し中、なぜか看護婦さんはずっと神妙な表情で、「普通は5ヶ月で安定期と言われるけど、多胎妊娠には安定期はないです。」と、身もフタもないことを通告され、近くに育児を手伝ってくれる人がいるか聞かれたので、近くに両親が住んでいると告げると、それでも看護師さんの眉間のシワはゆるむことなく、「本当に双子ちゃんは大変だから、お手伝いしてくれる人をなるべく多くみつけておいてくださいね。区のヘルパー制度なども全部利用してね。」と何度も念を押されました。

でも、このときはまだ、この看護師さんの言葉や、眉間のシワの意味を、全身で痛感することになるとは知る由もありませんでした・・・。

そして、このときすでになんとなく感じていた軽い吐き気からの~、地獄のツワリ期へ突入するわけですが、それはまた次回!

発覚した日のエコー写真。くっきり2コ鎮座。
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Banner design&Illustration:CHALK BOY
http://chalkboy.me/

 

 

Written by YURI

YURI(ゆり)/ライター・舞台演出家
学生時代からストリートダンスをはじめ、ダンサーとして活動。ケガにより現役引退後、ダンサーとしての経験を活かし、演出・制作など、数多くのダンス公演に関わる。2005年からダンス舞台の演出家として活動。ダンス舞台のプロデュースなども手掛ける傍ら、ダンス専門誌の編集・ライターをはじめ、さまざまな分野の、書籍、web、などのライターとして活動中。
2014年3月。アラフォー真っ只中、二卵性の男子ツインズを36週で出産。

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