ふたごとお風呂 その②

ふたごとお風呂 その②


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舞台や雑誌などエンタメ業に携わる
YURIさんが、双子の子育てを
あったかくもちょっとコミカルに綴ります。
子育て1年生さんにも役立つ実用もお伝えします。

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こんにちわ。

今回も、前回に引き続きお風呂ネタです。

沐浴時代は空気を入れて膨らますタイプのベビーバスを使っていてとても重宝したのですが、ベビーバスを卒業すると、大人と同じ湯船に入れる生活が急にやってきます。

そして、赤ちゃんは抵抗力が弱いので、一番風呂がベストだ。とか、いや、塩素がなくなるのは二番風呂からだ。など、色んな説があるようですが、確かに、今まで菌をできるだけ遠ざけるように、文字通り、箱入りでぬるま湯に浸からせていたのに、いきなり雑菌だらけの追い炊きに浸からせるのもナンなので、できるだけ一番風呂に入れたいと思いつつ、なんとなくもったいない気になったり、バタバタ過ぎてお風呂を洗う時間がないまま、ヤバイ!2人とも眠そう!早くお風呂入れなきゃ~~なんてことも多々あります。

そんなとき、夏の間は、シャワーで済ませていましたが、寒くなってくるとそうもいかず、一番恐れている風邪引きの種になりそうな“冷え”をできるだけ遠ざけたいのと、2人いっぺんに入れると、片方の身体を洗っているときなどは、もう片方を1人で湯船に入れとくのも危ないし、洗い場にいても目を離すと排水溝に手を突っ込もうとしたり、ロクなことをしないので、我が家ではタブトラッグスというバケツを使っています。

イギリス発のこのゴム製バケツ、とにかく使い勝手良すぎです。ナイスイギリス。

これなら1人で入れといても溺れる心配もないし、常に清潔なお湯に浸からせることができます。
素材もフニャフニャしてるので、せまい洗い場でもう1人が動き回っててもケガもしにくいと思います。
これを勧めてくれたのは、先輩の双子ママ。さすが。ナイス先輩。

始めの頃(腰がすわったあたり)は怖がって入ろうとしなかった2人も、ただのおもちゃ入れにしていた夏を経て、今は、はるちゃんはこれが大好きで、自分で中に入りたがり、自らしゃがんで「フゥ~」とミニ湯船を堪能しています。
私が、寒いので足だけ入れさせてもらおうと侵入すると、「ママ、ドイテー!」と追い出されます。非情。

おうちゃんの方は、しゃがむのは怖いらしく、はるちゃんと一緒じゃないと浸かりませんが、この中に入って、ジョウロでお湯を汲んだり、ペットボトルのフタをおちょこにして蛇口から流れてくる水道水をひたすら飲むことにハマっています。

ただ、うちはこれの一番大きいLサイズを使ってるので、お風呂で異常な存在感があることは否めませんが、移動させるのも軽いし、洗濯物を入れておけたりと、他に応用が効くのでよしとしています。
余談ですが、大人がシャワーで済ませたいときも、これに入りながらシャワーを浴びると、シャワーしながら足湯状態になって温まれるので、ふたご家庭ならずとも、時短命のママたちにもおススメなのです~。

あえて窮屈を選ぶ2人。節水。
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Banner design&Illustration:CHALK BOY
http://chalkboy.me/

 


Written by YURI

YURI(ゆり)/ライター・舞台演出家
学生時代からストリートダンスをはじめ、ダンサーとして活動。ケガにより現役引退後、ダンサーとしての経験を活かし、演出・制作など、数多くのダンス公演に関わる。2005年からダンス舞台の演出家として活動。ダンス舞台のプロデュースなども手掛ける傍ら、ダンス専門誌の編集・ライターをはじめ、さまざまな分野の、書籍、web、などのライターとして活動中。
2014年3月。アラフォー真っ只中、二卵性の男子ツインズを36週で出産。

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