ふたごと切迫早産 【妊娠編】

ふたごと切迫早産 【妊娠編】


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舞台や雑誌などエンタメ業に携わる
YURIさんが、双子の子育てを
あったかくもちょっとコミカルに綴ります。
子育て1年生さんにも役立つ実用もお伝えします。

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こんにちわ。

今回は、また【妊娠編】と題しまして、妊娠中期~後期のお話です。

 地獄のつわりが過ぎ去った16週目以降、ようやく人間らしい生活に戻ることができ、つわり中は食べれなかったキムチチャーハンなどを心置きなく食べていました。

はぁ~しあわせ。
吐き気がないって、なんてすがすがしいんだろう!

と、余裕をかましていたのもつかの間、今度は大きくなったお腹に肺が圧迫されて、ジッとしてても息苦しい、という日々に突入。

恐ろしく短かった快適な日々。

パソコンデスクの椅子にはすでに長く座れなくなっていたので、座椅子を買って、折りたたみのローテーブルにパソコンを移動して仕事をしていたのですが、2分と同じ体勢でいることができず、右に傾き深呼吸、左に傾き深呼吸、ちょいちょい立ち上がっては深呼吸、ちょいちょい寝そべり深呼吸、を繰り返しているので集中力なんてゼロ。

当然、肩も凝り、お腹が重いので腰も痛く、足もつるし、全身不具合だらけ。

とにかくどんな姿勢でいても息がスムーズに入っていかず、真冬の寒空ベランダに出て「スーー、フーー、スーー、フーー」と、新鮮な空気を取り込みにいくこと1日複数回。

あるときには、「あれ?く、苦しい・・・い、息が吸えない!」と、酸欠のような感覚に陥り、ベランダで倒れそうになったことも。たぶんあれは今考えると過呼吸だったのかもと思います。

そして、すでに妊娠中期の23週目頃には、歩くのもつらく、歩くとすぐお腹が張ってきてしまうので、外出が厳しくなっていました。

ハイリスク妊娠。鬼。

そして7ヶ月頃、ちょうど世間は師走。

街はクリスマスの飾りつけで賑わいをみせる中、初期に先生から「双子は切迫早産になりやすいから少しでも問題があった場合は即入院になるからね」と脅され続けていたので、実際身体がキツイのと、切迫早産を恐れ、通常の2倍の時間をかけ近所のスーパーに行くのが関の山。

クリスマスもお正月も無関係。

高まるまわりの人々の期待感に逆行するように、高まる私の不安感に、とりあえず、今、自分の身体は自分のものではなく、ひたすらお腹の双子を無事に生かすためのうつわだと思うことにしてました。 

“欲しがりません、勝つまでは”精神、この頃からスタート。

過呼吸の原因はこのストレスじゃないか疑惑。

そして、通常の妊婦さんが月1でOKな検診も、双子妊婦は3週に1度、検診にいきエコーをかけるので、検診にいくたび、今回で入院になるかも…と、毎回ドキドキ。

そして、この頃は先生から、「問題なくても30週、遅くても32週から管理入院してもらいますよ」と、身もフタもないことを言われていたので、来たる入院生活に向けて、出産の準備や、新生児用の肌着やおむつを揃えるのはもちろん、ポケットWi-Fiを借りたり、huluに入ったり、しばらく食べられなくなるであろう熱々のラーメンを食べたり、と焦燥感と共に過ごしていました。

そして、31週目の検診の日。

その時はやってきました。

先生「子宮頸管も短くなってきてるし、切迫早産だね。そろそろ入院しようか。」

きた赤紙。

過去、長期入院の経験がある私は、入院生活の不自由さを痛いほど知っているので、「もう少し先じゃダメですか?ずっと家でジッとしてますから!」と、懇願してみましたが、そんな往生際の悪いあがきは「子宮の状態を考えたら今が妥当でしょう」という先生の冷静な意見にかき消されたのでした。

そして、1ヶ月を超える鬼不自由な管理入院生活を過ごすのですが、それはまた次回!

当時頂いた安産のお守りの数々。
まわりにどれだけ心もとなさを与えてたかの産物。

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でも、とりあえず元気に育ってます。開脚くらべ。

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ちなみに、この頃塗りたくっていた妊娠線予防のエルバビーバのオイル。ふたごでも妊娠線ゼロ! 優秀。

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Written by YURI
YURI

YURI(ゆり)/ライター・舞台演出家 学生時代からストリートダンスをはじめ、ダンサーとして活動。ケガにより現役引退後、ダンサーとしての経験を活かし、演出・制作など、数多くのダンス公演に関わる。2005年からダンス舞台の演出家として活動。ダンス舞台のプロデュースなども手掛ける傍ら、ダンス専門誌の編集・ライターをはじめ、さまざまな分野の、書籍、web、などのライターとして活動中。 2014年3月。アラフォー真っ只中、二卵性の男子ツインズを36週で出産。

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