バレンタインにおすすめ! 材料2つだけで作れる絶品「てぬきおやつ」を作ってみた!


コロナ禍でも、変わらずやってくる、四季折々の行事。正月、節分……え。もうバレンタイン!? ――ということで、まさに“魔法のレシピ集”と呼ぶにふさわしい『もっと! 魔法のてぬきおやつ』で、今年も息子(5歳)を歓喜させるべく、ズボラ主婦が“手作りチョコ”にチャレンジしてみました。ぜひ、みなさんも一緒に、やってTRY!

コスパ◎! おうちで出来る「焼きチョコ」

チョコテリーヌ、生チョコクッキー、チョコクランチ、チョコレートムース……。数あるチョコレシピの中から、よだれを垂らしつつ選んだ1品目は、「焼きチョコ」! 
クッキーなら何となく予想はつくものの、あの「焼きチョコ」の食感が、本当に……自宅で? それでは、いってみましょう!

▲「焼きチョコ」の材料はこちら

まず、材料はこちら。チョコ、そして、薄力粉と片栗粉は“大さじ1”ずつ……。この時点で、「これなら、うちの冷蔵庫にも。今すぐできる!」というご家庭も多いのでは?

▲チョコレートを丁寧に溶かします

チョコレートを溶かす……。一見カンタンに思えることでも、ズボラ主婦に油断は禁物! 慌てて加熱しすぎて分離したり――(遠い目)。ということで、丁寧に、丁寧に。

▲クッキングシートのまま、オーブンの中へ!

溶かしたチョコに薄力粉と片栗粉を大さじ1ずつふるい入れてまぜたら、クッキングシートに広げて冷蔵庫へ。ひと口サイズに切ったら、そのままオーブンの中へ!
(※我が家はオーブンで作りましたが、あくまで「トースターで簡単! 焼きチョコ」なので、もちろんオーブンのないご家庭でも問題なし! レシピは後述します)

▲「焼きチョコ」の完成!

すいません……作り始めて20分も経っていませんが……出来ちゃいました! たまらず「味見」として1〜2つ口に入れてみると、サクッ、ホロッ! 確かに「焼きチョコ」のあの食感が再現できているんです。なんだか“できる”ママになった気がするのはなぜ? 「どんだけ〜!」「神わざ〜!」と、思わずIKKO風に自身を讃えるものの、神わざなのは、レシピですから……。

材料2つなのに大満足! 「ガトーショコラ」

「焼きチョコ」だけでも十分なのですが、もはやアゲアゲ状態の母は、息子を喜ばせるために、もう一品! ということで2品目に、加熱時間&冷やす時間で3種のくちどけが楽しめるという「ガトーショコラ」を作ります。そう、この「ガトーショコラ」、なんと「フォンダンショコラ」「半熟ガトーショコラ」にも変身できちゃう、すぐれもの。

とはいえ、ただいま息子は保育園。そこで、1〜2時間ほど冷蔵庫で冷やし、食べるときに常温に戻すことで食感が楽しめるという、「ガトーショコラ」に決定!

▲「ガトーショコラ」の材料はこちら

「ガトーショコラ」の材料はこちら。使用する卵は1つ……。もう、こちらが不安になるほどに「我が家の冷蔵庫でもできちゃうんですけど!」な魔法レシピです……。

▲チョコレートに卵を割り入れます

先ほどと同様にチョコレートを溶かしたら、チョコ以外の唯一の材料(!)の卵を割り入れます。

▲アルミカップに流し入れます

それをアルミカップに流し入れて、ふたたびオーブン(トースターでも可)にぶち込んだら……。

▲「ガトーショコラ」の完成!

なんか、ごめんなさい。もうできちゃいました……! これって、小学校のとき友達の家に行って「おやつですよ〜♪」と出されたら、「このうちのママ、できるッ!」って思っちゃうアレですよね? でもね、普段ほとんどソファでダラけている私が作ったんですよ? まさに、「失敗知らずのレシピ」――おそるべし!!

▲温かいうちにいただきます!

ぐー。お腹が鳴ったので、母は温かいうちにいただきます! ぐはっ! 外側はサクッと、中はしっとり。肝心のお味も濃厚で、重厚感がある、お店のアレ! お、おいしい……。早く、早く、息子に食べさせたい……。

「ママでも、つくれたの……?」

保育園のお迎え、そして帰り道――。
私「あのね、バレンタインデー近いでしょ?」
子「うん」
私「ママね〜。〇〇のためにチョコ作っちゃったんだ〜!」
子「え?」
私「ど、どうしたの?」

思いがけぬ反応に息子の顔を覗き込むと、どこか怯えたような表情! なぜッ!?

子「ママでも、つくれたの……?」

ガーーン! 5歳はなんでも知っているんです。我が母が「チョコを作る」なんて、普通ならありえないことが……。涙

私「そう、ママでもつくれたの! お腹空いているよね? 帰ったら食べてみて!」
子「う……うん」

▲わかりやすく驚く息子……

帰宅。現物(「焼きチョコ」「ガトーショコラ」)を見て、造形的に安心感を覚えたらしい息子が、わかりやすく驚いている!(※ちなみにテレワーク中の夫が「何これ? 作ったの? うまッ!」とバクバク食べたので、焼きチョコが減っています……汗)

子「ママ、すごーい! おいしそー!」
私「どうぞ、召し上がれ♡」

▲ガトーショコラにかぶりつく息子

子「うまい!! うまい!! うまい!!」

どことなく『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎を意識した様子で、喜びを表現してくれた息子。笑。しかし、意外にも的確なことを言うので、感心しました。

子「チョコのあじが濃くて、あまくて、カリッとしているところとやわらかいところと、両方あって、めっちゃ、おいしかった〜! ママ、金メダルだね!」

……だそうです! 金メダルいただきましたッ! ちなみに、食後に息子の残り(笑)の「ガトーショコラ」を食べた夫からも「これは、すごい! きみが作ったとは思えない」という、なんとも微妙なお褒めの言葉が! 「焼きチョコ」はもちろんですが、我が家では特に「ガトーショコラ」の濃厚なお味が受けたようです! 2品作っておいて、よかった〜(稼働時間1時間弱)!

 

ひと昔前まで、「手作りチョコ」という言葉自体に拒否反応を示していたほど、徹底的にズボラ主婦の私ですが、そんな私ですら“確実に”美味しいおやつが作れる“魔法のレシピ”があるなんて、なんていい世の中なのでしょう……! 今年のバレンタインは、絶品「てぬきおやつ」で、家族を驚かせてみませんか?

今回作ったレシピはこちら!

◇「トースターで簡単! 焼きチョコ」

◇「3種のくちどけ! フォンダンショコラと半熟ガトーショコラとガトーショコラ」