ホワイトデーに! おうちで「簡単&気楽なお菓子」をゆる〜く作ってみた!


そろそろ、ホワイトデーの季節――。
しかし、コロナ禍で迎える今年のバレンタイン〜ホワイトデーは、例年とちょっぴり様子が違うのだとか。いわゆる「手作り派」も、購入にシフトチェンジ。お菓子を準備する人も、これまでの7割ほどに落ち込んでいるそう……。

そんななかでも、見逃せないのが“ご褒美”需要!
百貨店ではパートナーやお世話になっている職場の人のためではなく、あくまで“自分が楽しむ”ためのお菓子を購入する人が増えているのだそうです。
でも、わざわざ人混みに出かけるのも心配&一苦労ですよね……。

そんな今年こそ、食べたいときに、家にある材料を使ってできる「簡単&気楽なお菓子」を、自分のために“ご褒美”として作ってみるのはいかが――?
ここでは、まるで絵本のようにかわいいイラストレシピ集『私のてきとうなお菓子作り』から、家にある材料を使って自分(と、家族)のために、ホワイトデーのお菓子を作っちゃいます。

そう、おうちで、ゆる〜く「てきとう」に、ね!

 

思わず惹かれた
「マシュマロチョコレートトースト」

Twitterで16万もの「いいね!」があったという大反響のアイスケーキ「カッサータ」、アフタヌーンティーに欠かせない憧れの「ヴィクトリアケーキ」、缶詰と市販の生地で作れる「桃缶のラスティックパイ」など、写真とかわいいイラストに惹かれながらも、お腹を空かせた私が白羽の矢を立てた一品目は、その背徳のレシピに心奪われた「マシュマロチョコレートトースト」! 

みなさんも、SNSなどでぷっくりと膨らんだマシュマロがかわいいトーストに、心奪われたことはありませんか? そう、あれを作っちゃいます。ホワイトデーといえばマシュマロ、ですしね!

(編集部 撮影)

まずは、軽く焼いた食パンに有塩バターをたっぷりと塗り、刻んだ板チョコ(ビター)をまんべんなく乗せます。マシュマロのみならず、チョコまで……まさに背徳のレシピ!
思い切り甘いものが食べたい人にはうってつけの一品なんですよ〜。 

(編集部  撮影)

次に、子どものおやつだったはずの(笑)マシュマロを半分に切って乗せ、トースターで2〜3分焼くだけで……。

(編集部 撮影)

はい、5分もかからず、家にあるもので「マシュマロチョコレートトースト」の完成!
出来立てにパクッとかぶりつくと、マシュマロの“サクっッ&フワっ”とした食感もたのしく、想像以上のおいしさ!
ご想像の通り、もちろんしっかりと甘いのですが、たっぷりと塗った有塩バターが良い仕事をしており、かすかな塩気が全体のバランスをうま〜くとっているんです。

毎日食べるには気が引けるという人も、ここは“ホワイトデーのご褒美”ということで、一度、作ってみてはいかが?
お味&満足感は、しっかりとお約束しますからね! 

 

子どもも大人もバクバクいけちゃう!
「バターサブレ」

さてさて、子どものマシュマロを使ってたっぷりとご褒美をいただき、お腹もしっかりと満たされたところで……(笑)、家族のためにも、家にあるものでもう一品!
お腹を空かせた子どもが保育園帰りにパクッとつまめる「バターサブレ」を作ることにしました。

(編集部 撮影)

ボウルにバターを入れてクリーム状になるまで混ぜ、砂糖、薄力粉をふるい入れて、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで混ぜます。

(編集部 撮影)

上の生地を直径3〜4㎝くらいの丸い棒状にまとめてラップで包みます。こんな感じでオッケーかな……? 形をととのえたら、冷蔵庫で1時間ほど休ませてください。

(編集部 撮影)

冷蔵庫から取り出した生地を1㎝ほどの厚さに切って天板に並べたら、オーブンに入れて10〜15分! あれ、ちょっと切り口が雑……「てきとう」過ぎたかな!?

(編集部 撮影)

いえいえ! その「てきとう」さこそ、手作りならでは!
いつもは子どもの飴などを乗せているケーキ皿に盛り付ければ――まるでおしゃれなカフェのよう!?
さて、もうちょっと、寄ってみましょう。

(編集部 撮影)

降り注ぐ西日に照らされて、輝く「バターサブレ」の、できあがり!
こんなに簡単なのに、我ながら、うっとり。肝心のお味も、素朴な甘さで食感もよく、これなら子どもにも、子どものお友達にも! 安心して食べさせることができちゃいます。

なんと、おうちから一歩も出ることなく完成した自分への“ご褒美”ホワイトデーでしたが、お腹も心も大満足!
ちなみにバターサブレは、子どもはもちろん、夫にも「洋菓子店のクッキーとくらべても遜色ない」と大好評。子どもも大人もバクバク食べて、その日のうちに、あっという間になくなりました……(笑)。

もちろん百貨店で豪華な“ご褒美”お菓子を買うのも楽しいですが、こんな素朴なお菓子とともに家族でまったり、おうちで迎えるホワイトデーもオツなもの。
ぜひ、今年の参考にしてみてくださいね!

 

今回作ったレシピはこちら!

◇「マシュマロチョコレートトースト」


『私のてきとうなお菓子作り』より

 

◇「バターサブレ」


『私のてきとうなお菓子作り』より

 

大好評発売中!
『私のてきとうなお菓子作り』
溝呂木 一美:著

 

溝呂木 一美(みぞろぎ ひとみ)
イラストレーター、グラフィックデザイナー、手芸愛好家、ドーナツ探求家。 「わかりやすい絵」をモットーに、明るい印象のイラストを描いている。「ドーナツ探求家」を名乗り、年間300 個以上食べるドーナツマニアでもある。Twitterに投稿したイタリアのアイスケーキ「カッサータ」のイラストレシピは、16 万いいねを記録。仕事の合間や休日に、趣味のお菓子作りを楽しんでいる。
Twitterアカウント @hitomi_mizorogi