一人暮らし歴20年の雨宮まみさんが初の暮らしエッセイ本


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ワニブックスから新刊を出版した
著者のみなさんに

どこよりも先に取材させていただく
取れたてインタビュー!

ここでしか聞けない
書籍の制作秘話をお伝えします。

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女性としての自意識と向き合った初の著書『女子をこじらせて』で鮮烈デビューし、その後もさまざまな場所で文章を発表、活躍を続けているライターの雨宮まみさん。この度、WEBサイト『モチイエ女子web』で好評連載中のコラム「理想の部屋まで何マイル?」に大幅な書き下ろしを加えた書籍『自信のない部屋へようこそ』を出版されました。

雨宮さんが暮らしについて書くのは初めて。暮らしを生業にしているプロではなく、どちらかというと部屋に自信がないという雨宮さんが書く部屋のお話は、とにかくリアリティに溢れていて、ぼんやりした憧れなんかじゃない、「自分ごと」として読み手に迫ってきます。書籍化にあたって初めて自宅の写真撮影を行いましたが、それが騒ぎを引き起こすことに……。そんな書籍制作の裏話や書籍に込められた想いを語っていただきました。

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今までの著書とはまた違った、「暮らし」をテーマにした本ですが、いかがでしたか? 

連載では部屋づくりの葛藤や素敵な暮らしへの憧れを楽しく書かせていただいていましたが、こんなに早く書籍化のお話をいただけるとは思っていなくて、正直驚きました(注:連載の原稿があまりたまっていない早い段階でオファーし、書籍完成まで半年ほど時間がかかりました)。私が片付けの本を買うときは、素敵な部屋に住んでいる人が書いた「私の言うとおりにしていれば間違いなく部屋が片付きます!」という説得力のある内容の本を読んでやる気を出すことが多いです。

でも、それで片付けても、時間が経つとやっぱりものが増えていって、また片付け本を買う……っていう繰り返しになってしまうんですよね。自分の基準がないから、一時的に人の基準で片付けてもうまくいかないんです。それで悩んでいる人は実はたくさんいて、片付けて素敵にしたいとは思っているけれど、なんだか納得いかない状態の部屋になってしまうのが普通なんじゃないかなと。「自分が落ち着くくらいの量にものを減らして、そこそこで感じのいい部屋にできたらいいのにな」、というくらいの考えで部屋をつくっていくうちに、自分の基準が見つかるといいなという感じで書いていますね。

確かに、素敵な部屋に憧れて片付けをしても、すぐにものが増えて捨てられなくて……というスパイラルになってしまうんですよね。本書では雨宮さんのご自宅のお写真もありましたが、そんな悩みを感じさせない素敵なお部屋だと思いました。 

ありがとうございます。でも、自宅撮影が決まった当時は大変な慌てふためきようで(笑)。身近な友達に「部屋が撮影されるんだけど、どう思う?」と相談したら、みんないい友達で、本当のことを言ってくれるんですね。「汚くはないしかわいいとは思うけど、撮影に耐えうるかというとちょっと違う……」という感じで、渋い顔をしていました。

その手厳しい意見を元に、どこから変えればいいか詳しく聞き込み調査をしたり、買い出しに付き合ってもらったり、気になった雑貨は「これどう思う?」と写真で見てもらったりして撮影に備えて改善していきました。途中経過を見てもらったときに「買ったシャンデリアいいじゃん!」と言われて安心したり。前よりは良くなったという言葉を励みに改革しました。 

お友達のご意見が反映されてさらに素敵なお部屋になったんですね。 

今回部屋の模様替えを友達に手伝ってもらって、人の意見って的確だなって実感しましたね。家具などを見に行ったときに友達に言われた「あなたの部屋だったら大きさはこれじゃない?」「これがかわいいんじゃない?」という言葉を後で思い出したりして。自分が買うものの好みってだいたい決まってしまっているから、もらったアドバイスが新鮮だったし、すごく役に立ったので、人に部屋を見せるって大事なんだなと思いました。

自分では部屋の方向性をなかなか決められなくても、周りから見ると好みの方向がはっきりしてるということもあるんだなと感じましたね。服が似合う、似合わないというよりも、家具が部屋に合うか合わないかということのほうが言いやすいのかなとも思います。部屋の方向性に迷っている人は、周りの友達などに聞いてみるのもおすすめです。

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